登窯
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登窯(のぼりがま)とは窯業で、陶磁器を焼成するために使用する窯の形態の一つ。
一般的に丘陵などの斜面を掘り窪めたり、くりぬいたりして高火度で須恵器や陶器を焼成する窖窯(あながま)や中国で斜面を利用して陶磁器を焼成した龍窯(りゅうよう)を含めた窯一般をさす場合と、斜面を利用してかまぼこ状の焼成室を階段状に連ねて仕上がりのばらつきを防ぐとともに大量生産を可能にした連房式登窯のみを指す場合とがある。
- 斜面を利用した地下式ないし半地下式の須恵器や陶器を焼成する窯→窖窯
- 近世の陶磁器を焼成する連房式登窯→連房式登窯
- 中国で斜面を利用して陶磁器を焼成した単室の窯→龍窯