盆栽村
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盆栽村(ぼんさいむら)とは、埼玉県北足立郡大宮町・大砂土村の町村境付近(現在のさいたま市北区盆栽町一帯)に盆栽業者が集団移住して形成された集落を指す呼称である。
大正時代の関東大震災で被災した東京小石川周辺の造園業者数件がより広大な土地を求めて移住してきた。造園業者が並び、当時この一帯に住むためには、庭に盆栽を植えなければならないとされていた。今でも盆栽園を営んでいるところが多く、日本のみならず海外からの観光客も多く訪れている。
1957年に、それまで住所的には大宮・土手宿・西本郷・土呂に分かれていた盆栽村一帯をこれらの地域から分離して地番を盆栽町とし、以後正式な住居表示として使用されている。