盧溝橋
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盧溝橋(ろこうきょう、中国語 ルーゴウチアオ、Lúgōu qiáo)は中国北京の南西約15kmの盧溝河(現在は永定河)に架かる石造りのアーチ橋である。1192年に完成したが、その後度々修復されている。全長は266.5mで、11個のアーチからなる。アーチ一個は11mの大きさで、扁平率0.69の楕円形である。橋の欄干には獅子の彫刻がありそれぞれ異なる表情、姿をしている。総数は501個である。
かつてここを訪れたマルコポーロがその著書東方見聞録の4章の中で「世界中どこを探しても匹敵するものはないほどの見事さ」と記録したためマルコポーロブリッジの別名がある。
1937年に起こった盧溝橋事件の舞台となったことでも知られる。
また橋のたもとには乾隆帝の筆と伝えられる「盧溝暁月」の石碑がある。皇帝がここで月を見たという事から、現在も中秋の名月の夜には月見に多くの市民が訪れる。
近くに中国人民抗日戦争記念館がある。
[編集] 交通
- 北京市内よりバスあるいはタクシー
- 北京から保定方面に向かう列車に乗れば、車窓から見ることができる
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