真珠腫性中耳炎
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真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)とは、中耳炎を繰り返すうちに一部の組織が球状に増殖して耳の周りの骨を破壊する病気のこと。 球状に増殖した組織を肉芽と言い、本症の肉芽は真珠のように見える事から真珠腫と言う。真珠腫は良性腫瘍であり、腫瘍の中で最も美しいと言われる。
[編集] 概要
症状は、血や膿の混じった耳垂れが出てくる。血の混じった耳垂れを血性耳漏(けっせいじろう)、膿の混じった耳垂れを膿性耳漏(のうせいじろう)と言う。検査は、真珠腫は骨を溶かす性質が強く頭部レントゲン撮影では骨破壊が強く見られる。治療は手術療法を行う。手術は聴力を保つ鼓室形成術が主に行われている。
[編集] 関連項目
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