石川利光 (作家)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
石川利光(いしかわ としみつ、1914年-2001年7月14日)は大分県日田市出身の作家。 弁護士を父に持ち、三男として生まれる。日田中学(現在の大分県立日田高等学校)卒業後、早稲田大学に進学。外国文学に親しむ。その5年後、近藤忠義に誘われて法政大学に転学し、1939年に卒業後、日本航空機工業等を経て執筆活動に入る。1951年、第25回芥川賞を『春の草』で受賞した。大分県立日田高等学校の校歌は彼の作詞による。2006年7月には娘の石川晴美により彼の遺品である自筆原稿などが日田市に寄贈され、日田市役所にて一般公開された。
[編集] 主な作品
- 『冬の蝶』
- 『手の抄』
- 『夜の貌』
- 『春の草』(芥川賞受賞)
- 『からまはりする音』
- 『忘れ扇』
- 『火蛾』
- 『女だけの旅』
- 『女人彩色』
- 『野郎』
- 『女性の美と悪徳』