石松愛弘
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石松 愛弘(いしまつ よしひろ、1932年6月1日-)は、日本の脚本家。
「宗方翔」というペンネームの時代小説作家としても知られている。処女作は島原の乱を描いた『葬神』。映画監督の池広一夫は義兄。
[編集] 経歴
福岡県飯塚市に生まれ、大牟田市に育つ。東京大学文学部美学美術史学科卒。大学在学中から東宝のシナリオ研究会に所属。卒業後大映に入社し、白坂依志夫、舟橋和郎、増村保造らに師事。
1960年「弾痕街の友情」でデビューし、1962年に大映と脚本家契約をする。1971年、大映の倒産とともにフリーとなる。
代表作に「黒の試走車(1962年)」、「ある殺し屋(1967年)」、「続組織暴力(1967年)」、「大悪党(1968年)」、「雨は知っていた(1971年)」、「恋人岬(1977年)」、「北京的西瓜(1989年)」、「渋谷物語(2004年)」などの映画の他、「特捜最前線」、「はぐれ刑事純情派」、「赤いシリーズ」、「ザ・ガードマン」など多くのテレビ番組を手がけている。