神谷英樹
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神谷英樹(かみや ひでき)は、ゲームディレクター。長野県松本市出身。
株式会社カプコンを経て子会社のクローバースタジオ株式会社所属だったが、2006年7月に退職した。現在はSEEDS株式会社所属。
代表作は『バイオハザード2』、『デビルメイクライ』、『ビューティフルジョー』、『大神』。
『逆転裁判3』でゴドー検事の声を担当。
[編集] 評判
神谷は主に新規タイトルの開発を行っている。彼が開発に関わったゲームは全てスマッシュヒットを出しておりその殆どがカプコンの看板タイトルとなっている。だが自分が手がけた作品の続編の開発には殆ど参加せず、他のクリエーターが引き継ぐ。他のクリエーターが創った神谷のゲームの続編はゲームとしての完成度は低いわけではないのだが、一作目に比べるとゲームとしてのバランスが崩れている事から、神谷のゲーム作りのセンスの高さが伺える。ただストーリー作りに関しては苦手とするようで、ゲーム部分の出来は素晴らしいが、ストーリーに関してはその限りではない。
[編集] 代表作
発売機種・プレイステーション2
シリーズ1作目のみ担当。最初はあまり期待されていなかったが完成度の高いシステムと絶妙のゲームバランス、さらには今までのゲームの中でもトップクラスの爽快感を兼ね備えた完成度の高いソフトになっている。 その後『デビルメイクライ2』が発売されるが、神谷は一切関与せずに開発されたためか全体的な完成度は低く、何よりもシリーズの売りである爽快感が大幅に削られている事が批判の対象となっている。その後、デビルメイクライシリーズの人気はガタ落ちとなるが、シリーズの人気回復をはかり、クレイジーさを前面に押し出した『デビルメイクライ3』が開発される。 この作品でシリーズの人気を見事取り戻し、『デビルメイクライ4』の開発が決定している。だがやはり他のクリエーターではなく神谷の復帰を望む声は多い。
発売機種・ゲームキューブ・プレイステーション2・ニンテンドーDS
シリーズ1作目のみ担当。新規タイトルとして売り出されスマッシュヒットしたVFXアクションゲーム。映画の特殊効果(スローモーション撮影やズーム撮影)を主人公の特株能力として登場させており、『デビルメイクライ』並みの爽快感のあるアクションが売りとなっている。だが神谷は『大神』の開発のために『ビューティフルジョー2』の開発は降板している。その後ニンテンドーDS向けに一作品、ゲームキューブ、PSP用に一作品ソフトが発売されているが正式な続編は登場していない。
発売機種・プレイステーション2
神谷がクローバースタジオ移籍後に開発した新規タイトル。神谷の開発したソフトの中でも最高の出来であると評価されストーリー、ゲームシステム、ゲームバランスその全てが神谷の開発したタイトルの中でも最高であると言われている。だが、初週売り上げ本数は神谷が開発した他の新規タイトルに大きく劣っている。しかし、口コミで人気が広がっており、初日の売り上げで出荷数の殆どが売れてしまった事から見ると、出荷本数自体が少ないようで消化率から見れば大成功を収めていると言えるタイトルである。