福岡県道32号犀川豊前線
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福岡県道32号犀川豊前線(ふくおかけんどう32ごうさいがわぶぜんせん)は福岡県豊前市八屋から京都郡みやこ町犀川帆柱を結ぶ、主要地方道(県道)である。
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[編集] 概要
豊前市東八幡交差点から国道10号と交わる千束交差点までは豊前市の市街地を通過するので交通量は比較的多く、千束交差点から求菩提山方面へは片側1車線の道路ではあるが、交通量は少なくなる。
豊前市求菩提から築上町寒田の区間は,1.5車線~1車線未満の山道となる。求菩提山腹の峠付近から寒田までは、現在未整備であり、山林を切り開いて改良道路が工事中である。なお、求菩提山腹の峠付近から山道(自然歩道)を寒田方面に下ると、史跡・芭蕉塚がある。工事中の区間が開通すると、豊前市方面とみやこ町・英彦山系方面との短絡ルートとなる。
築上町寒田からみやこ町犀川帆柱までの区間は、町境の鉾立峠付近にバイパスとして鉾立トンネルがある。鉾立トンネルより築上町側は、1.5車線~1車線未満の峠道でカーブも多い。みやこ町側は2車線道路の山道であり、国道496号に接続する。この区間の交通量は非常に少なく、鉾立トンネルの前後は標高が高いので冬場は積雪や路面凍結により、チェーン規制や通行止めになることが多いので通行の際は注意が必要である。
[編集] 起点と終点
- 起点:福岡県京都郡みやこ町犀川帆柱(国道496号と交わる。)
- 終点:福岡県豊前市八屋(大分県道・福岡県道113号中津豊前線と交わる。)
[編集] 歴史
- 路線番号「32」は1993年3月31日までは現在の国道500号(野峠~朝倉市)及び国道496号の一部区間(野峠~みやこ町犀川帆柱)に相当、及び現在の犀川豊前線を含めた区間が福岡県道32号豊前甘木線として扱われてきたが同線が1993年4月1日をもって国道に昇格したため路線廃止が行われ欠番となり、同日福岡県告示により国道指定以外、即ち現在の区間である京都郡犀川町(現:京都郡みやこ町)~豊前市間を認定及び路線区域設定を行い、現在に至る。
[編集] 現状
旧・豊前甘木線を含め、計画上はみやこ町犀川帆柱・築上町寒田を経て、求菩提山を越えて豊前市鳥井畑から豊前市街に至る計画となっていた。旧「豊前甘木線」の県道標識が、築上町寒田から求菩提方面に至る山道の途中にも放置されているが、こちらは廃道状態であっても現道区間となっており、用途廃止はされていないようである。なお、山林を切り開いて工事中の改良道路とは別ルートである。
現在の所は、みやこ町犀川帆柱から豊前市まで行くには、国道496号線経由で犀川豊前線に回り、築上町寒田(さわだ)地区を経て福岡県道237号寒田下別府線を通り椎田道路や国道10号線方面まで出てから、豊前市街まで大回りをする必要がある。
[編集] 接続する道路
- 国道10号
- 国道496号
- 福岡県道・大分県道2号豊前耶馬溪線(起点から下河内地区まで重複)
- 大分県道・福岡県道113号中津豊前線