笠岡ふれあい空港
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笠岡ふれあい空港(かさおかふれあいくうこう 英名Kasaoka Airstation)は岡山県笠岡市にある、かつて農道離着陸場として整備された空港である。1988年にはじまった農林水産省の農道離着陸場整備事業(通称:農道空港)の一つとして建設された。なお農道空港としての名称は笠岡地区農道離着陸場であった。
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[編集] 沿革
農道空港は、当時の航空法第79条但し書き「運輸大臣(現:国土交通大臣)の許可を受けた場合はこの限りではない。」を適用し、農道を利用し場外での離着陸を行う場所として農産物を出荷するために整備されたもので、当空港も笠岡湾干拓地の中央部に設置されたものである。
しかしながら、当初は岡山空港との間で小型機による輸送も行われたが、他の農道空港と同様にコスト高であることや、スピードの点でも高速道路(山陽自動車道)によるトラック便の方が断然優れていることから、現在では当初の目的での使用は皆無である。
[編集] 施設の概要
- 滑走路 巾25m×長800m 着陸帯 巾17.5m×長920m
- エプロン 巾40m×長50m 誘導路 巾9.0m×長37.5m
- 管理棟 鉄骨プレハブ造り一部2階建(気象観測施設、駐車場など)
- 所在地 岡山県笠岡市カブト西町
滑走路はほぼ東西方向に伸びている。また一般人も事前に申請すれば利用が認められている。
[編集] 現状
他の農道空港と同様に遊覧飛行や模型飛行機の利用がメインである。遊覧飛行は2005年度には4月から10月にかけてセスナ172により15回実施されている。また毎月第1日曜には申し込みがあれば実施しているようである。模型飛行機(ラジコン飛行機)については随時利用されているようで、模型飛行機界では西日本のメッカといわれている。1995年には模型飛行機世界選手権が開催され、毎年8月には「大空と大地のひまわりカーニバル」が実施されている。
また、毎年空港の周辺の農地には、春には菜の花、夏にはひまわりが植えられている。なお、滑走路の東側は農道と交差しているため、飛行機使用時は農道が閉鎖されるが、実際にはほぼ常時開放されている状態である(滑走路内は立ち入り禁止)