第28師団 (日本軍)
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第28師団(だいにじゅうはちしだん)は、大日本帝国陸軍の師団の一つ。昭和15年8月に関東軍直轄部隊として満州の新京で編成され、ハルピン・チチハルで警備に辺る。
師団は編成から一貫して満州に駐屯していたが、昭和19年頃から満州に駐留している部隊の南方への転用が始まり、第28師団も歩兵第36連隊をサイパンに派遣する。連隊は途中で作戦中止となったためそのまま師団へ復帰する。昭和19年6月から師団主力は第32軍隷下として南西諸島へ転用され、宮古島・石垣島方面の防衛を担当した。この地域の部隊をまとめる「先島集団」が設けられ師団長は司令官に就任する。師団は連合軍の上陸に備え態勢を整えていたが、昭和20年4月連合軍は宮古・石垣方面を越えて直接沖縄本島に上陸した為この地の防衛隊は戦闘せずに終戦を迎える。師団の上級司令部である第32軍の幹部は何れも沖縄戦に於いて自決していた為、第28師団長納見敏郎中将が連合軍に対する降伏文書に調印する。納見師団長は部下将兵復員の目処がたった昭和20年12月13日自決する。
[編集] 師団概要
[編集] 師団長
- 石黒貞蔵 中将:昭和15年8月1日 - 昭和18年3月1日
- 櫛淵鍹一 中将:昭和18年3月1日 - 昭和20年1月12日
- 納見敏郎 中将:昭和20年1月12日 - 昭和20年12月13日
[編集] 隷下部隊
- 歩兵第3連隊(東京)
- 歩兵第30連隊(高田)
- 歩兵第36連隊(鯖江)
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