筆下ろし
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筆下ろし(ふでおろし)とは、新品の筆を使用可能な状態に調整すること。転じて、俗語としては男性の童貞喪失を意味することもあるが、本項では本来の意味について解説する。
[編集] 概要
新品状態の筆は穂(毛の部分)がばらばらにならないように糊で固められており、直ちに墨を含ませ使用することができないので、この準備作業が必要となる。小さな筆では先端部分をほぐし、大き目の筆では中間過ぎ位までほぐして、糊を洗い・乾燥の後、墨を付け試し書きして調整完了となる。小さめの筆では全てほぐしてしまうと、コシがなくなり使えなくなってしまうので注意する必要がある。
- 大筆
- 大筆は全部おろすのが良いとされるが、柔らか過ぎて使いにくいことがあるので筆の穂首の3分の2程度をおろして使うのも良い。
- 小筆
- 4分の1から半分ぐらいをおろして使う。