米国標準規格
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米国標準規格(American Standards Association, ASA)は写真フィルムの光感度を示す単位。現在はISO規格に統合されているが、値は同じ。 ISO(ASA)値の高いフィルムで撮った写真は、キメの粗いザラザラした感じのプリントに仕上がることが多い。これは、フィルム感度が高いため、自動露出調整機能のカメラ(ほとんどの一般用カメラ)を使って特に室内や夜間撮影した場合、被写体の少し明るい部分に反応して絞りを絞ったりシャッタースピードを速くするため、全体に暗い写真ができてしまう。これをプリント時に少しでも明るくしようと調整すると、結果的に粒子の粗い写真が出来上がってしまうというのが理由。