腰部脊柱管狭窄症
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腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、脊椎にある脊柱管(せきちゅうかん)という神経を囲んでいる管が狭窄する整形外科疾患。
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[編集] 症状
間欠性跛行(かんけつせいはこう)がみられる。歩行しているとだんだん足が痺れたり痛くなり、休むと回復するのが特徴である。また、会陰(えいん)部の感覚に異常が生じることもある。なお、間欠性跛行は閉塞性動脈硬化症でもみられるため、鑑別が必要。症状により、馬尾型(ばびがた)、神経根型(しんけいこんがた)、混合型の3型に分類される。
[編集] 診断・検査
[編集] 治療
- 保存療法 PGE1など血行改善薬・消炎鎮痛剤を使用してコントロールする。その他、温熱療法や運動療法、コルセット療法、神経ブロックも行われる。
- 手術療法 強い間欠性跛行や排尿障害などが長い間続く場合行う。脊柱菅を狭くしている部分の骨を削る手術が行われる。
[編集] 生活上の注意
反った姿勢をとると、神経と血管を圧迫し症状が強くなるため、できるだけ避けることを心がける必要がある。
[編集] 関連項目
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