船越英之
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船越 英之(ふなこし ひでゆき、1962年 - )は、日本のアニメーター。埼玉県在住。大阪芸術大学芸術学部映像計画学科卒。
[編集] 来歴
NHK放送のみんなのうたのような、動画と音楽をシンクロさせたアニメーションを造りたかったのが、アニメーション業界入りのきっかけである。在学中から自主制作で、アニメーションフィルムを造っていた。
1985年、亜細亜堂入社、オーナー社長のアニメ作家芝山努が、テレビドラマ「気まぐれ天使」のオープニングアニメやまんが日本昔話などの、イラストレーションに傾向したアニメが好評な事が、同社入社のきっかけと思われる。
1990年、テレビアニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディングアニメを、湯浅政明などと手がけ、頭角を現す。 船越等が手がけた軽快なアニメは評判となり、エンディング「おどるポンポコリン」をミリオンセラーにのし上げた。
その後、カヒミ・カリィの「ハミングが聞こえる」などの、「ちびまる子ちゃん」歴代オープニング・エンディングや、劇場用ちびまる子ちゃん「わたしの好きな歌」「ちいさなおばけ アッチ・コッチ・ソッチ」など、音楽とのシンクロが冴えるアニメを数多く手がけた。
作画監督からキャラクターデザインまでマルチにこなす。癖の強い絵を描く原作者の作品が多いが、非常に洗練されたデザインに変えてアニメートしている。
[編集] 参加作品リスト
- アッチ・コッチ・ソッチ
- ドラえもん
- ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌
- まじめにふまじめ かいけつゾロリ
- とっても!ラッキーマン
- さくらももこ劇場コジコジ
[編集] 外部リンク
- 「アニメスタッフのこだわり」 かいけつゾロリ