若頭
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若頭(わかがしら、かしら)とは、親子の擬制的血縁関係で成り立つヤクザの社会で、子分の筆頭を意味する役職である。若者頭(わかものかしら)とも言う。多くの場合、組織上の実質的な地位は組長に次ぐ第二位として格別の権限を有する。
権限が強大であるが故に、その業務・範囲は非常に広範囲に渡っている。義理事での親分の名代、他組織との外交、抗争事件の陣頭指揮等を行うため、その職務は激務と言われている。そのため、最終決定権は親分にありつつも、組織の実権をほぼ手中にし舵取りをしているのは若頭であると言っても過言ではない。
とりわけ全国最大の暴力団である山口組の若頭人事は影響力が大きいため、注目されることが多い。
地方によっては若衆宿のリーダーを若頭という場合もあるらしい。