菅原良

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

菅原良（すがわらりょう）は、起業経営戦略コンサルタント。東北学院大学経済学部非常勤講師。

[編集] 略歴

宮城県栗原市出身
東北大学大学院教育情報学教育部博士前期課程（教育情報学専攻）修了

専門は,教育工学,学習科学,インストラクショナルデザイン。高等学校教諭を経た後,通信会社などにおいて企業内教育,人事労務管理,資金運用,M&Aなどに携わり、起業経営戦略コンサルタント会社を興す。IT起業家としては、起業したオンラインショップを、３年で年商１億円のショップに育て上げた実績を持つが，最近では，起業家というよりは，研究者としての側面が色濃く，eラーニングとインストラクショナルデザインを中心にした研究を精力的にこなす。理論と実践の両方をこなす日本には数少ないタイプの研究者。

[編集] 所属学会

[編集] 著書

菅原良 ：『eラーニングの発展と企業内教育』、大学教育出版、2005.9
菅原良 ：『ネットショッピングと消費行動のパラダイム』、大学教育出版、2006.3

[編集] 訳書

ダン・チョンシー（著）、辻谷真一郎（翻訳）、菅原良（監訳）、柳澤奈津子（編集）：『企業研修トレーナー・教育者のためのインストラクショナルデザイン』、大学教育出版、2006.7（予定）

[編集] 論文

■2004年

菅原良・村木英治「今日のeラーニングにおけるInstructional Design(ID)の理論的再検討」教育情報学研究，第2号，pp.131-142

■2005年

菅原良・村木英治「eラーニングにおけるインストラクショナルデザインの構築とその問題点」パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会論文誌，Vol.16,No.1,pp.9-18
菅原良・村木英治「企業内教育におけるeラーニングの活用‐人事教育担当者に対するインタビュー調査に基づいて‐」日本教育工学会研究報告集“e-Learningと情報教育”，pp.25-32
佐々木典彰・菅原良・佐藤喜一・村木英治「論理的思考の獲得を目的とした情報リテラシー教育の試み」日本教育工学会研究報告集“e-Learningと情報教育”，pp.45-50
菅原良・管野真人・黑羽友哉・佐藤順・鈴木崇・高野佑也「社会科学系学部における情報リテラシー教育　～(事例)動物園における見せ方の工夫とその経営に及ぼす影響に関する考察～」パソコンリテラシ，第30巻8号（2005.8月号；通巻367号），pp.22-30
菅原良・村木英治「テンプレートを備えたeラーニング教材作成システムの開発」コンピュータ＆エデュケーション，Vol.19,pp.92-96

■2006年

菅原良・村木英治「企業内教育におけるeラーニングの活用に関する実態調査～人事教育担当者に対するインタビュー調査に基づいて～」パーソナルコンピュータユーザ利用技術協会論文誌，Vol.16,No.3,pp.11-18
菅原良「企業内教育におけるeラーニングの活用によって生じる企業側のリスクに関する考察」パソコンリテラシ，第31巻4号（2006.4月号；通巻374号），pp.28-31
菅原良・村木英治「eラーニングにおける動画像およびテキスト情報の配置が学習者に及ぼす心理的影響に関する考察」コンピュータ＆エデュケーション，Vol.20,pp.62-67
菅原良・村木英治「大学授業における携帯電話の活用に関する学習者の意識特性～携帯電話を活用したeラーニングおよび授業支援の可能性に着目して～」コンピュータ＆エデュケーション，Vol.21,pp.97-102