言語学研究会
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言語学研究会(げんごがくけんきゅうかい)は、日本の言語学の研究会。1956年、民主主義科学者協会の事実上の解体後、言語学者たちによって創立され、今日に至っている。
設立総会は1956年11月12日。この総会で言語学者・三上章が「は」と「が」について講演している。 設立総会で選出された役員は以下の通りだった。
1957年11月18日、第2回総会で運営委員から湊吉正が抜け、あらたに文法研究部会から奥田靖雄、国語教師から野村篤司、松延市次が選出されている。
その後、奥田靖雄をリーダーとして、ソビエト・ロシア言語学(ヴィクトル・ヴィノグラードフら)を独自に発展させた連語論の研究や、いわゆる「教科研文法」と呼ばれるヨーロッパ流の文法論を発展させ、主として日本語の研究に大きな影響を及ぼしている。