課金
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価値あるものの対価を求める際に課金 (かきん) という言葉を用いる場合、現代では、無形のもの特にデータやサービスなどをネット配信など通信により販売する際の、対価回収手段のことを指す。インターネットさらにパソコンの普及以前は、メインフレームに代表される高価であった情報処理システムそのものの利用に課せられることが多かったが、その対象は時代とともに変化してきている。
前払いや後払い、クレジットカードの利用や電子マネーの導入など実際の課金手段については様々な手法があるが、通信における課金システムの根本的な問題点は、以下にある。
- いかに課金するか
- 何をもって課金対象とするか
- 課金対象がユーザーの手元に渡ったことをいかに認識・検知するか
- その検知をいかに正確なものにできるか
- 課金相手であるユーザー個人からいかに対価を徴収するか
- 本人の使用であることをいかに特定するか
- 本人の支払い手段に応じた情報をいかにやりとりするか
- 本人のプライバシー情報をいかに秘匿するか
- 支払い手段におけるユーザーの信頼性をいかに事前に把握するか
- どれくらいの金額が妥当であるか
- コストを回収できる額であるか
- データの内容や価値に見合った額であるか
- ユーザーが支払える妥当な額であるか