講談社BOX
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講談社BOX(こうだんしゃボックス)は、講談社が2006年11月から発行している書籍レーベル。
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[編集] 概要
雑誌『メフィスト』に講談社ノベルスがあるのに対し、雑誌『ファウスト』の為に講談社BOXが作られたのだと考えられる。編集長は『ファウスト』と同じ太田克史。
作品は小説に限らず漫画、ノンフィクションなども取り扱う。漫画作品は既に一度発売された作品を復刊する傾向が強い(復刊の場合も、まだ別レーベルで手に入るものを発行する場合もある)。
取り扱う作品の作風は『思春期の自意識』をテーマにした作品が多い。これは編集者の意向である。
装丁で特徴的なのは、全ての作品が銀色の紙ケースに収納されている点である。これには、何が飛び出すか分からない、そしてその箱を開けるのは読者であるという意味が込められている。また、箱を開けて本を読むという儀式めいたところが好きなんです、とも太田編集長がダ・ヴィンチのインタビューで明かしていた。
キャッチフレーズは、"Everything is Boxed, KODANSHA BOX. 開けるのは“あなた”です。"
また、清涼院流水の名を冠した公募の新人賞である『講談社BOX新人賞“流水大賞”』を開始し、小説・イラスト・批評・ノンフィクションを随時募集している。その他にも、ファンクラブ『KOBO』を立ち上げたり、将来的な世界進出も目論むなど、太田らしい様々な試みが行われる予定。
[編集] 大河ノベル
大河ノベル(たいが-)とは、ある作家が一年間、12ヶ月連続で作品を刊行する企画である。12ヶ月連続刊行という試みは日本文芸界、そして世界出版界でも史上初とされる。
大河ノベル2007
大河ノベル2008
- 島田荘司(偶数月6冊、奇数月6冊の2シリーズ)