赤い鯨と白い蛇
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映画『赤い鯨と白い蛇』(英題:A Red Whale and a White Snake)は、
2006年11月25日より岩波ホールを皮切りに全国順次公開された。
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[編集] あらすじ
老境を迎えた雨見保江は、孫娘・明美に連れられて息子夫婦の家に向かう途中、まるで引き寄せられるかのように、かつて戦時中に疎開していた館山の古い茅葺きの家を訪れた。そこには、この家の持ち主である女性・光子が、小学生の娘・里香と二人、姿を消した夫を待ちながら暮らしていた。まもなく、詐欺まがいのセールスをして逃げ回っている美土里も現れる…。海辺の町の古い茅葺きの家に集まった五世代の女性たちは、そこでお互いの人生を交差させながら、胸の内の切なる想いを今一度見つめ直していく。「私のことを忘れないでくれ」。青年士官と交わした保江の少女時代の約束。年老いて失われつつある記憶の中、必死にその約束の内容をたぐり寄せようとする保江。そして保江を取り巻く女性たちは、ある出来事を境に自分に正直に生きようと思いはじめる…。
[編集] キャスト
- 雨見保江:香川京子
- 河原光子:浅田美代子
- 田中明美:宮地真緒
- 河原里香:坂野真理
- 大原美土里:樹木希林
[編集] スタッフ
- 監督監督:せんぼんよしこ
- 製作総指揮:奥山和由
- プロデューサー:中林千賀子
- 脚本:冨川元文
- 原作:冨川元文