赤白パネルマッチ
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グリコ「赤白パネルマッチ」(-あかしろ-)は、1969年8月から1971年8月までフジテレビ系で放映されていたバラエティー番組(毎週金曜日午後7時00分~30分)。
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[編集] 司会
司会は、長谷川肇(当初はロイ・ジェームス)。 アシスタントは、滝良子。
[編集] ルール
二組の親子ペア(兄弟姉妹もあり)が戦う神経衰弱ゲーム。新婚さんいらっしゃい!(朝日放送系列)の「ペアマッチ」のコーナーに似ている。 1~30(当初は36まで)の数字が書かれたパネルに賞品(8枚は賞品以外のパネル)が隠されており、神経衰弱形式で1枚めくった後、もう一方が同じ賞品だったら獲得できる(パネルマッチ)。1枚めくった後、もう一方が違う賞品だったら次の組にバトンタッチされる。基本的には、パネルが全て開かれるまでゲームが続けられる。パネルは5列6行の30枚で、賞品はアトランダムに隠されている。
賞品以外のパネルの中に、「いただき」、「さしあげ」(ルール変更後は「とりかえ」)、「(グリコの)ゴールインマーク」、「ズッコケカメ」(1枚)、パスパネル(1枚)があり、「いただき」だと、相手の獲得賞品をもらう権利が与えられ、「さしあげ」だと、自分の獲得賞品を与える義務が課される(「とりかえ」は、自分の獲得した賞品と相手の獲得した賞品を取り替える。)。獲得した賞品がなければ不成立となる。 また、「ゴールインマーク」はオールマイティーのパネルであり、他のすべてのパネルマッチが可能であり、たとえば、カラーテレビのパネルを開いた後にゴールインマークだと、カラーテレビの獲得になる。その後もう一枚のカラーテレビのパネルが出た場合は、片割れ(パス)となる。運よく2枚のゴールインマークのパネルをマッチさせると、ダブルグリコといって、ヨーロッパ旅行に招待されるが、めったに出なかった。 運悪く、ズッコケカメのパネルを開き当てると、それまで獲得した賞品が全て没収される。
パネルマッチになったパネルは、絵文字のパネルに変わるが、ゲーム後半には、パネルマッチが完成した都度絵文字から読み取れるひとつの文章を言い当てる(絵解き)。それに正解であれば、そのペアの優勝となってゲームが終了となる。これはちょうど、パネルクイズ アタック25(朝日放送系列)の最後の海外旅行クイズに似ている。全てのパネルを見ることが出来ないことでは同じであるが、VTRではなく絵文字である。
[編集] エピソード
ある回のゲームが開始された直後、最初のペアのパネルがはずれて、次のペアの最初のパネルコールで、いきなりダブルグリコ(1番と20番)を開き当てたことがあり、話題に上ったことがあった。当てたのは男の子の兄弟ペアで、ヨーロッパ旅行を獲得後、ズッコケカメ(13番)まで開き当てたが、ヨーロッパ旅行だけは没収されなかった。
[編集] 前後番組の変遷
フジテレビ 金曜19:00~19:30 | ||
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