転写因子
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転写因子はDNA上の、プロモーターやエンハンサーといった転写を制御する領域に特異的に結合するDNA結合型タンパク質の一群。主にシグナル伝達の最終ステップとして選択的に転写を活性化したり、逆に不活性化したりする。
[編集] 転写因子で見られるモチーフ
- Helix-turn-helix (HTH) へリックス-ターン-へリックス、一般的なDNA結合モチーフ。
- Zinc fingerジンクフィンガー、DNAに結合する構造。
- Leucine zipperロイシンジッパー、転写因子同士が結合する構造。転写因子はDNAを挟み込むように二量体を作ることが多い。