輪廻 (映画)
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『輪廻』(りんね)は、清水崇監督による日本のホラー映画。およびそれを原作としたノベライズ小説。
jホラーシアター第2弾として製作され、2005年東京国際映画祭特別招待作品となった。2006年1月7日より全国東宝系にて公開された。
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[編集] あらすじ
昭和45年、群馬県粕川郡の尾野観光ホテルで無差別大量殺人事件が発生した。犯人は大学の法医学教授・大森。被害者は大森の幼い娘を含む11人。犯人の大森は犯行直後に自殺したため、動機はまったく不明であった。
それから35年後の現代。この事件の映画化に執念を燃やす映画監督・松村がいた。
オーディションでこの映画の主役に大抜擢されたのは新人女優・渚だった。だが彼女は、見知らぬ少女の幻覚と赤い屋根のホテルの夢につきまとわれるようになる。
やがて、映画のリハーサルがスタートし、怪現象は周囲の人物を巻き込んでエスカレートしていく。そして撮影が佳境に入り、過去のホテルに追い詰められた渚は、あの事件の衝撃的な真実を知ることになる。
[編集] スタッフ
[編集] キャスト
- 杉浦渚:優香(主人公。新人女優)
- 松村郁夫:椎名桔平(映画監督)
- 村田忠司:杉本哲太(渚のマネージャー)
- 山中:小市慢太郎(プロデューサー)
- 木下弥生:香里奈(女子大生)
- 尾西和也:小栗旬(弥生の恋人)
- 森田由香:松本まりか(女優の卵)
- 大森範久:治田敦(大学教授。大量殺人犯)
- 大森歩美:三條美紀(大森の妻)
[編集] 小説(ノベライズ)
- 「輪廻」(著:大石圭、作:清水崇、角川ホラー文庫)