逢坂剛
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逢坂 剛(おうさか ごう、1943年11月1日 - )は、東京都文京区生まれの日本の推理作家。
目次 |
[編集] 略歴・人物
本名は中 浩正。挿絵画家の中一弥の息子。開成中学・高校を経て、中央大学法学部へ進学。学生運動たけなわの頃であり、司法試験受験は早々とあきらめ1966年に卒業、博報堂に勤務する傍ら、執筆活動を行う。1997年には31年勤めた同社を退社し、神田神保町にオフィスを構える専業作家となった。
ギターとフラメンコをこよなく愛し、スペインを舞台にした作品が多い。2001年から2005年まで日本推理作家協会理事長を勤めた。
初めて手がけた本格歴史小説『重蔵始末』が好評である。
[編集] 略歴
- 1980年 -「屠殺者よグラナダに死ね」(後に「暗殺者グラナダに死す」に改題)により第19回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。
- 1986年 -『カディスの赤い星』により第96回直木賞、第5回日本冒険小説協会大賞を受賞。
- 1987年 - 同作により第40回日本推理作家協会賞を受賞。
[編集] 著書リスト
- 『空白の研究』 - 短編集。
- 『幻のマドリード通信』 - 短編集。
- 『コルドバの女豹』 - 短編集。
- 『スペイン灼熱の午後』
- 『情状鑑定人』 - 短編集。
- 『カディスの赤い星』
- 『水中眼鏡の女』 - 短編集。
- 『幻の祭典』
- 『まりえの客』 - 短編集。
- 『さまよえる脳髄』
- 『燃える地の果てに』
- 『熱き血の誇り』
- 『デズデモーナの不貞』 - 短編集。
- 『相棒に気をつけろ』 - 短編集。
- 『道連れ彦輔』
[編集] 公安警察シリーズ
- 『裏切りの日々』
- 『百舌の叫ぶ夜』
- 『幻の翼』
- 『砕かれた鍵』
- 『よみがえる百舌』
- 『鵟の巣』
[編集] 岡坂神策シリーズ
- 『クリヴィツキー症候群』 - 短編集。
- 『十字路に立つ女』
- 『斜影はるかな国』
- 『ハポン追跡』 - 短編集。
- 『あでやかな落日』
- 『カプグラの悪夢』 - 短編集。
- 『牙をむく都会』
- 『墓石の伝説』
[編集] イベリア・シリーズ
- 『イベリアの雷鳴』
- 『遠ざかる祖国』
- 『燃える蜃気楼』
- 『暗い国境線』
- 『鎖された海峡』(連載中)
[編集] 禿鷹シリーズ
- 『禿鷹の夜』
- 『無防備都市』
- 『銀弾の森』
- 『禿鷹狩り』
[編集] 重蔵始末シリーズ
- 『重蔵始末』
- 『じぶくり伝兵衛』
- 『猿曳遁兵衛』
- 『嫁盗み―重蔵始末〈4〉長崎篇』
[編集] 御茶ノ水警察署シリーズ
- 『しのびよる月』 - 短編集。
- 『配達される女』 - 短編集。
- 『恩はあだで返せ』
[編集] 西部劇
- 『アリゾナ無宿』
- 『逆襲の地平線』