邪聖剣ネクロマンサー
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ジャンル | ロールプレイングゲーム |
対応機種 | PCエンジン |
開発元 | ハドソン |
発売元 | ハドソン |
人数 | 1人 |
メディア | 2MbitHuCARD |
発売日 | 1988年1月22日 |
価格 | 4500円(税抜) |
1988年1月22日にPCエンジン用のロールプレイングゲームとしてHuCARDで発売された。
PCエンジン対応としては初のロールプレイングゲームでもある。
目次 |
[編集] 作品解説
当時のゲーム機としては最高の同時発色数を謳ったPCエンジンの機能を駆使し、戦闘シーンでは敵キャラから音を立てて血が吹き出たり、内臓を模したグロテスクな敵が登場した。夜中に一人でやらないようにというTVCMもあった。
画像と音楽は非常に凝った作りになっている。敵の名前はクトゥルフ神話を題材にしている。
洞窟の壁には様々な抜け道が存在し、最後の大陸に渡るために必要な抜け道もあるなど攻略は非常に難しい。
セーブ方式は、宿屋で示される、平仮名カタカナ英字混じりのひたすら長いパスワード。記録や入力ミスで続けられなくなったり、急にレベルが跳ね上がったりするような現象が起きた。
隠しステータスに恐怖値と言うものがあるらしく、 逃げたり死んだりする事で加算され、 仲間が戦闘中に恐れをなして逃げ出すと言った現象も見られた。
現在、着☆あぷ♪にて、90xiシリーズ限定でiアプリとして配信中。月315円。
au版も配信開始。こちらは525円のダウンロード販売形式。 ただし、ゲーム中で大陸毎に通信・ダウンロードを行なう為パケット料金がかかる。
携帯版は全体的に修正が入り追加装備等もある。 キャラ毎の使用可能魔法にも変更が入り、 PCエンジン版で使えなかったものが使えたり、逆に使えなくなっていたりもする。
また、ランダメリアに戻ればいつでも仲間を入れ替える事ができるようになったのも大きな変更点。 (※但し、外れている仲間は成長しない)
2006年12月2日、Wiiのバーチャルコンソールのラインナップに含まれ、600ポイント(600円)で遊ぶことが出来る。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
魔空王アザトースの復活により、魔物が徘徊する世界に一人の勇者(主人公)が現れた。主人公は王様から 2人の家来を借り、かつて神々がアザトースを封印するために鍛えたと言われる邪聖剣ネクロマンサーを探す旅に出る。
途中、邪聖剣ネクロマンサーは、ヒルト、ブリム、レイドの3つの聖杯に分けられて各地に納められている事を知り、蘇生方法を記したエギノスの書も揃え賢者メイガスに会う事によって邪聖剣の復活が果たされる。が、この邪聖剣はまだ弱くさらに神々の降り立つ島に住む賢者べルリオーズに祝福をして貰い完全復活を遂げる。
邪聖剣を持つ者のために用意された伝説の鎧ミゲルアーマーと伝説の楯ミゲルシールドの眠る(ラピュタのような)天空城も存在する。
アザトースを倒した後、勇者は邪聖剣を地中深くに埋めて貰いどこへともなく旅立つが、エンディングの最後に土を掘り返す音を入れるなど最後の最後まで不気味な演出が続く。
[編集] 登場人物
[編集] 仲間
3人のパーティーであり主人公以外に仲間は2人しか連れて行けない。
- 主人公:世界を救うために現れた勇者。攻撃、防御すばやさのバランスがいい。魔法もわりと強めだがMPが少ないので注意。
- ライム:攻撃魔法を得意とする魔法使い。回復魔法も使えて序盤から最終戦まで使える安定キャラ。ネタキャラをいれるのなら彼女はぜひ連れて行きたい。
- カオス:防御魔法を得意とする魔法使い。ライムと比べてすばやさが低く、非常に使いにくい。回復が得意なキャラを一人は入れるのがRPGの基本だが、このゲームはそうではないということを教えてくれる。毒魔法はカオス専用だが非常に強力。毒になったキャラはパラメータが大きく低下するのだ。
- バロン:魔法はまったく使えないが力持ち。すばやさが非常に低いので連続攻撃を受けやすく、後半攻撃もほとんど当たらなくなる。イーガスが鍵。このゲームではすばやさが実は重要なパラメータであることを教えてくれる。
- マイスト:人呼んで「はやてのマイスト」。非常にすばやいため連続攻撃も回避率も高いが攻撃力は低い。逃げながら目的地に到達する可能性も高い。しかし、特に終盤では敵が強くなり攻撃もなかなか出来ず。少しの魔法とアイテムの使用くらいしかできないキャラとなる。レジェルダーを装備できればそれなりに使える。
- ロミナ:謎の女魔法戦士。最初は本当になにもできないくらい弱いが、15LVあたりから成長が加速、30LVあたりからは成長速度が非常に高くなる。が、もともとその低いパラメータがネックとなり、他のキャラに追いつくだけで40LVくらいが必要となる。ひそかに攻撃魔法は苦手。非売品の武器トルースで主人公とバロンのサクシードにほぼ追いつき、レジェルダーで使えるキャラとなる。
[編集] その他
- ミランダ:魔物呪いによってミランダの像に封印されたお嬢様。封印が解かれた後に、魔物が洞窟の壁に消えていく所を見たという証言によって、ゲーム攻略のヒントを与えるが、壁の抜け穴の場所とミランダの像の置いてある場所がかなりずれており、ミスリーディングをするためのキャラになっている。
- 最終戦はラスボスであるアザトースまで一本道を歩いて進む。その途中に大ボスクラスの4人を順次相手にして行かなければならない。強制的な連戦ではなく、進む>ボス登場>進む>ボス登場と言った形なので、戦闘を終えた後引き返し、ファイナルステージである魔王の島から直前の街に戻る事でアイテムなどの補充が出来る。
[編集] 主な敵
- 魔空王アザトース:ボスキャラであり、全体魔法を駆使した連続攻撃が多く倒すにはかなりの防御魔法・アイテムなどの準備と時間を要する。