金剛正裕
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金剛 正裕(こんごう まさひろ、1948年11月18日 - )は、北海道雨竜郡一已村(現在の深川市)出身で二所ノ関部屋所属の元大相撲力士。本名は北村正裕(きたむら まさひろ、旧姓は吉沢)。身長184cm、体重116kg。得意手は右前廻し取り、寄り。最高位は関脇。現在は、年寄・二所ノ関。
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[編集] 来歴
1975年(昭和50年)7月場所では前頭筆頭で快進撃を続け、横綱・北の湖をはじめ三役陣を総なめにして、13勝2敗で平幕優勝を遂げた。その奔放な言動はユーモラスで“ホラ吹き金剛”と称され幕内最高優勝した場所は特に冴えわたり、「ホラ見たか。ホラがホラで無くなった。」と言ったのは有名。細身ながら足腰がしぶとく、右の握力87kgという怪力から前廻しを引いて左から攻めて寄るという相撲は、長く幕内上位で力を発揮した。北の湖を得意としていた。
先々代の7代二所ノ関(大関・佐賀ノ花)死去以降、その後継者を誰にするかでもめているさなか、先々代の次女と婚約し未亡人と養子縁組をすることで大関・大麒麟との後継者争いに事実上の決着を勝ち取った。そして優勝からわずか1年後、名門・二所ノ関部屋を継ぐために1976年(昭和51年)9月場所前(番付には掲載された)に27歳の若さで引退した。この記録は部屋持ち親方の引退最年少記録として残っている。
[編集] 主な成績
- 幕内通算:259勝281敗
- 幕内在位:37場所
- 三役在位:6場所(関脇1場所、小結5場所)
- 幕内最高優勝:1回(1975年7月場所)
[編集] 三賞・金星
- 殊勲賞:3回(1974年9月場所、1975年5月場所、1975年7月場所)
- 金星:3個(北の湖3個)
[編集] 改名歴
- 大吉沢 正裕(おおよしざわ まさひろ)1964年5月場所-1969年3月場所
- 金剛 正裕(こんごう -)1969年5月場所-1976年9月場所(引退)
[編集] 関連項目
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