銭塘江
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銭塘江 | |
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延長 | 688 km |
水源の標高 | 不明 m |
平均流量 | 1,400 m³/s |
流域面積 | 55,600 km² |
水源 | 仙霞嶺山脈 |
河口 | 東シナ海 |
流域 | 中華人民共和国 |
銭塘江(せんとう-こう、Qiantangjiang)は、中華人民共和国浙江省を流れる河川で、仙霞嶺山脈を源として杭州湾に注いでいる。全長688㎞。流域面積5.58万平米。別名浙江、折江、曲江、之江、羅刹江。
[編集] 概要
折江や曲江の名前が著すように蛇行した河で、ラッパ状に開いた河口に流れ込む。 古くから知られた川で春秋時代の越の国に記録に登場する。 隋の時代には大運河によって長江と結ばれた。 南宋が都を臨安(今の杭州市)においてからこの川の流域は発展する。
[編集] 海嘯
その河口では海嘯が発生することで有名であり、范仲庵の作品など多くの詩文に登場する。今でこそ日本では海嘯といえばアマゾン川のポロロッカが有名となっているが、漢字文化圏では古くからこの銭塘江の海嘯が有名であった。