長田賢一
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長田 賢一(おさだ けんいち)は、日本の空手家。東北学院大学経済学部卒。
空手団体大道塾(現在は着衣を前提とした武道「空道」になっている)に所属する選手で、1980年代半ばから90年代前半にかけ、大道塾の北斗旗空手道選手権大会無差別級を幾度も制し、その圧倒的なKO(一本勝ち)率の高さにより「ヒットマン」と呼ばれた。
伸びのある右正拳突き(右ストレート)を主武器に、打蹴にバランスの取れた攻撃で対戦相手を次々にマットに沈めた。90年代前半に正道会館の佐竹雅昭との対戦が熱望されたものの、大道塾と正道会館との関係など色々な事情があり対戦には至らず、90年代前半に引退。その後しばらくは現役の選手としては活動せず、もっぱら裏方に徹していたが、第一回世界大会後の2002年北斗旗体力別選手権大会で復活。さすがに優勝はならなかったものの、その切れのある打撃はまさに「ヒットマン」のそれであった。
現在は大道塾仙台西支部の支部長としても活躍している。