関和章子
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関和 章子(せきわ あきこ、旧姓:加藤、1978年4月6日 - )は北海道北見市(旧常呂郡常呂町)出身の元カーリング選手。身長160cm、体重49kg。右利き。
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[編集] プロフィール
常呂町立(当時)常呂中学校時代に小野寺歩と林弓枝の3人でカーリングチーム・「シムソンズ」を結成した。高校時代から堀(小仲)美香が加わる。 競技者としての国際大会のキャリアは他の3人より長く、1998年の長野オリンピックでは19歳でありながら日本代表に選ばれ、サードとして出場している。その際は極細のカーラーでスパイラルパーマを施して話題を呼んだ。
その後も着実に実績を積み、2002年のソルトレークシティーオリンピックにスキップとして出場するが8位という結果に終わり、後にチームを解散し競技者として一線を退いた。後、2003年の世界ジュニア選手権にコーチとして参加した後、2003年11月に埼玉県行田市で漬物屋を営む男性と結婚し、翌2004年3月にチーム「PANTHRA」のスキップとして日本選手権で5位に入ったのを最後に引退した。
しかし、2006年2月に公開された映画シムソンズでは、撮影に先駆けて特別コーチに招かれ、加藤ローサ、星井七瀬、藤井美菜、高橋真唯の4人にカーリングを指導した。引退後もカーリングに対する思いは変わっていないようである。
[編集] 主な成績
[編集] 選手
- 1994-1995年シーズン
- パシフィック選手権(ニュージーランド、クライストチャーチ):優勝
- 世界ジュニア選手権:7位
- 1995-1996年シーズン
- パシフィック選手権(オーストラリア、シドニー):優勝
- 世界ジュニア選手権(カナダ、アルバータ州レッド・ディアー):準決勝進出決定戦でスコットランドに敗退(予選リーグ:5勝4敗 5位)
- 世界選手権(カナダ、オンタリオ州ハミルトン):6位(予選リーグ:4勝5敗)
- 1996-1997年シーズン
- 日本選手権(長野県軽井沢町):優勝
- 世界ジュニア選手権(長野県軽井沢町):5位(予選リーグ:5勝4敗)
- 世界選手権(スイス、ベルン):4位(予選リーグ:6勝5敗)
- 1997-1998年シーズン
- パシフィック選手権(長野県軽井沢町):優勝
- 長野オリンピック:5位(予選リーグ:2勝5敗)
- 日本選手権(北海道常呂町):優勝
- 世界ジュニア選手権(カナダ、オンタリオ州サンダーベイ):準優勝(予選リーグ:8勝1敗 1位)
- 世界選手権(カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州カムループス):8位(予選リーグ:2勝7敗)
- 1998-1999年シーズン
- パシフィック選手権(カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州クオリカムビーチ):優勝
- 世界ジュニア選手権(スウェーデン、エステルスンド):準優勝(予選リーグ:6勝3敗 4位)
- 日本選手権(北海道常呂町):優勝
- 世界選手権(カナダ、ニュー・ブランズウィック州セント・ジョン):9位(予選リーグ:3勝6敗 9位)
- 2000-2001年シーズン
- 日本選手権(北海道常呂町):優勝
- 世界選手権(スイス、ローザンヌ):7位(予選リーグ:4勝5敗 予選落ち)
- 2001-2002年シーズン
- パシフィック選手権(韓国、全州):2位(予選リーグ:8戦全勝)
- ソルトレークシティオリンピック:8位(予選リーグ:2勝7敗 予選落ち)
- 日本選手権(北海道常呂町) :3位
- 2003-2004年シーズン
- 日本選手権(北海道妹背牛町) :5位
[編集] コーチ
- 2002-2003年シーズン
- 世界ジュニア選手権(スイス、フリムス):5位