陣岳隆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
陣岳 隆（じんがく たかし、1959年12月24日－）は、鹿児島県曽於郡志布志町（現在の志布志市）出身で井筒部屋所属の元大相撲力士。本名は中山隆（なかやま たかし）。身長191cm、体重148kg。得意手は右四つ、吊り。最高位は小結。
[編集] 来歴
高校時代は剣道をしていた。1977年5月場所初土俵（当時は君ヶ浜部屋といっていた）。長身を生かしての突っ張りに威力があり、右四つに組んでも相撲が取れ、着実に番付を上げていった。1982年7月場所新十両、そして1983年1月場所で新入幕を果たした。突っ張りを得意とした191cmの長身力士で将来を嘱望されたが、攻めに厳しさがなく、幕内上位ではなかなか勝てなかった。小結も2場所（1987年11月と1990年9月）経験したが、いずれも大負けして、地位を保てなかった。しかし一時は幕内力士6人を擁した井筒関取衆の一角として、隆盛を支えた一人。
右膝を負傷して1991年9月場所に引退後は、年寄・春日山を春日富士から借りて襲名した。しかし翌年、逆鉾が、引退するにあたり春日山を借り受け、他の名跡への借り変えができなかったために日本相撲協会を去った。
[編集] 主な成績
- 幕内成績：309勝396敗
- 幕内在位：47場所
- 金星:2個（北の湖、大乃国から各1）
