19XX -THE WAR AGAINST DESTINY-

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**19XX**
ジャンル	シューティング
対応機種	アーケード（CPS-2)
開発元	カプコン
発売元	カプコン
人数	1〜2人
稼働時期	1996年

■テンプレート（■ノート）

『19XX -THE WAR AGAINST DESTINY- 』（ナインティーンダブルエックスザウォーアゲンストデスティニー）は、1996年1月にカプコンが開発、発売したアーケードゲームで強制縦スクロールシューティングゲーム。同社ゲーム用システム基板CPシステムIIとQサウンドを用いている。2007年現在、家庭用ゲーム機への移植は実現していない。

第二次世界大戦を舞台にした従来の「『1942』シリーズ」の続編にあたるが、世界設定は戦乱の続く世紀末へと変更され、また登場する兵器のほとんども架空の物へと変更された。

自機には、性能の異なる3種類の機体を選択する事ができる。

攻守にバランスが取れたP-38ライトニング
機動力に長けるが攻撃力に欠ける震電
攻撃力に長けるが機動力に欠けるモスキート

それぞれの機体によって得意武器が設定されているため、武器アイテムの取捨選択もゲーム性を向上させる重要な要素の一つとなっている。

[編集] 概要

8方向レバーと2ボタン（ショット、ボム）で自機を操作。

[編集] パワーアップ

原則として装備の交換のみだが、各機体の強化装備のみ、2段階までパワーアップする。

4連射

連射力があるワイドショットを放つ。ライトニングの強化装備。

スーパーシェル

貫通力があり威力も高いが、攻撃範囲は狭い。震電の強化装備。

3WAY

3方向にミサイルを射出。モスキートの強化装備。

ボム

取ると所持ボム数が1個増加（最大5個まで。それ以上は得点）。

赤丸に白抜きでBと書かれており、一定時間毎に点滅しながらパワーアップアイテムへと変わり、また一定時間ごとにボムアイテムへと戻る、ということを繰り返すものもある。その時の状況によってボムアイテムを取るかパワーアップアイテムを取るか、瞬時に判断する必要がある。

[編集] マーカーミサイル

所謂溜め撃ち。ショットボタンを長押ししてから放すことで前方にマーカーを発射し、命中した敵を一定時間ロックオンできる。ロックオン状態でショットボタンを連打すると、ロックオンした敵に向けて高威力のホーミングミサイルを発射できる。ホーミングミサイルはロックオンした敵以外の全てを貫通し、貫通した敵にもダメージを与える。またマーカーにも若干の攻撃力があるため、耐久力の低い敵などは貫通してしまいロックオンできない。だがこの貫通することを利用し編隊を一掃するテクニックがある。

機体によってホーミングミサイルを発射する方向が異なる。

ライトニング

機体正面から前方へ発射する。

震電

機体下部から後方へ発射し、機体2機分ほど後方から全方向へとホーミングする。

モスキート

機体両翼端から左右へ発射する。

[編集] ヴァリアブルボム

ボムの溜め撃ち。ボムボタンを押すと自機周囲に衝撃波を展開し、画面内のザコと敵弾を一掃。同時に画面下にレベルゲージが出現する。ボムボタンを押しっ放しにすることで、最大レベル３までゲージが溜まる。ボムボタンを離すかゲージが最大まで溜まると、ボムが炸裂する。実質上、ボム１個で２度敵弾を消すことが出来、これがゲームの難易度を押し下げる要素となっている。

[編集] ステージ紹介

ボスは攻撃目標と称す。()内は海外版の名称。

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

MISSION 1

場所はサモア、キリバス等の太平洋上。

攻撃目標：超爆撃機「亜也虎改」(AYAKO SPECIAL)

DATA:全長57m 重量68t 乗員8名
- E.J.リッケンバウァー博士開発・ジョージ・シモムラ中尉操縦

亜也虎という爆撃機は19xxシリーズに何回も登場するが、実在しない。

また、MISSION 5では輸送中に、MISSION 7では新兵器(変形する)の試作機として登場する。亜也虎改は戦闘開始直前に超高度からパラシュート戦車を降下させるが、他にMISSION 3、MISSION 5、MISSION 6のステージ道中でパラシュート戦車を降下させる役割を担っている機体も画面上を通り過ぎる機体影の形からして亜也虎改と同型の爆撃機だと思われる。木製布貼りのためか、装甲面に問題点あり。従属機としてロケット戦闘機コメットがいる。

MISSION 2

場所は紅海の海上。

攻撃目標：超巨大戦艦「雷鳴」(RAIMEI）

DATA:全長246m 重量6000t 乗員200名

砲塔の位置から推測すると戦艦大和を基に開発されたらしい。

MISSION 3

場所は中央アフリカ。

攻撃目標：軌道工兵「カルベルトワーゲン」(KARBERT ARMOR)

DATA:巨大戦車全長32m 重量116t 乗員9名

超巨大戦車ラーテがモデルと思われる中央部、チェーンで繋がれレール上を走行する牽引砲台、後部大型砲台の構成。

中央部が破壊されても後部大型砲台部が残っていれば、攻撃可能。主に後部の鉄鋼ローラーを圧延切断して、レールを敷き、サンチョペドロの専属車として配備される予定だった。

MISSION 4

場所はグリーンランド、アイスランド付近にあるデンマーク海峡付近海上。

攻撃目標：要塞潜「グランツ」(GRANTZ)

DATA:全長70m 重量350t 乗員27名

青く塗装された部分は移動偵察用のせいか、武装が少ない。ある程度ダメージを与えると上下反転し、赤く塗装された攻撃用に変わる。

この時、エネルギーボールや、サテライト、ミサイルが主な攻撃となる。ディーゼル燃料を動力としている。

また、このステージではXF-5U フライングパンケーキや、自律型武装付攻撃ミサイルが初登場する。

MISSION 5

場所はフランス。

攻撃目標：戦略汽動車「サンチョペドロ」(SANCHO PEDRO）

DATA:全長71m 重量360t 乗員38名

LEVEL 1（通常形態）、LEVEL 2（重武装形態）、LEVEL 3（超高機動光学兵器搭載形態）の3形態がある。

重武装形態になると巨大ガトリング砲と弾薬運搬車、超高機動光学兵器搭載形態となるとロケットブースター付車両とレーザー兵器の最新鋭武装が襲い掛かる。

MISSION 6

場所は大西洋中央海溝上。

攻撃目標：大鑑巨砲「アウターリミッツ」(OUTERLIMITS）

DATA:全長1500m 重量12000t 乗員82名

超弩級の空母。空母自体が一つのステージになっており、攻撃目標は中央部の艦橋部分。

艦橋は強襲4足歩行型機動兵器となっており、ある程度なら移動可能である。また、最終兵器として核ミサイルも内蔵されている。

MISSION 7

MISSION 6の続きとなっており、場所は大西洋上空15000ｍ。

攻撃目標：高々度亜音速戦斗機「Ｆ・ブラッカー」(F.BLACKR）{ステージ開始時に表示されない。}

全長不明重量不明乗員1名

各ステージに登場しプレイヤーにたびたび襲い掛かる、謎の黒い戦闘機だが、巨大ステルス型の支援ユニット「ブラックノイズ」(BLACK NOISE）と合体し猛攻撃を仕掛けてくる。中央部分に一定ダメージを与える、または支援ユニットの両翼を破壊すると、Ｆ・ブラッカーは合体した中央部分のみを残して支援ユニットから切り離し、超高空に移動しながら最後の攻撃を開始してくる。

プレイヤーはようやく決着を付けることができる。

[編集] 階級ボーナスシステム

攻撃目標を素早く撃墜すると、階級が昇進する。階級は下から順に
新兵→兵卒→上等兵→伍長→軍曹→三等曹長→二等曹長→一等曹長→特務曹長→候補生→
准尉補佐→下級准尉→上級准尉→下級少尉→少尉→上級少尉→中尉→大尉→少佐→中佐→
特務中佐→上級中佐→大佐→特務大佐→上級大佐→准将→少将→中将→大将→元帥
の30段階であり、勲章、ボムボーナスに、階級のレベルを掛けた物が最終的なボーナスとしてスコアに加算される。