201型潜水艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
要目 | 201型潜水艦 |
---|---|
排水量 | n/a (水上) / 450 t (水中) |
全長 | 42 m |
全幅 | 4.6 m |
喫水 | n/a |
速力 | 10.7 kt (水上) / 17.5 kt (水中) |
航続距離 | 2,750 海里 (水上) / 270 海里 (水中) |
乗員 | 21名 |
武装 | 533 mm (21 in) 魚雷発射管 8門 (再装填なし:魚雷 8本 または 機雷 16基) |
201型潜水艦 (-かたせんすいかん) はドイツ海軍の潜水艦。第2次大戦後、初めて新規に建造された艦級。東西ドイツ分裂下での西ドイツの主権回復(1955年)と再軍備に先立つ軍備制限議定書(1954年)に基づき課せられた制限の範囲内で設計されたため、極めて小型の艦型である。
201型は磁気感応機雷への対策として非磁性鋼で建造された。しかしながら、このとき用いられた鋼材は海軍での役務に際して、充分に実用にたえず、問題含みであることが明らかになった。それらの問題、すなわち腐食と亀裂の発生のために、12隻を建造する予定は大幅に縮小された。いったんは就役した1番艦・2番艦は、後継の205型の規格にしたがって通常の高張力鋼による船殻に改修され、3番艦は廃艦、建造途上にあった4番艦は205型規格での建造に変更された。
[編集] 同型艦
同型艦は3隻。4番艦は建造途上で規格変更された。
艦籍番号 | 艦名 | 造船所 | 進水 | 就役 | 解役 | 現状 |
---|---|---|---|---|---|---|
S180 | U1 | HDW | 1962年 | 1962年3月20日 | 1967年、205A型規格に改修 | |
S181 | U2 | HDW | 1962年 | 1962年3月3日 | 1966年、205A型規格に改修 | |
S182 | U3 | HDW | 1962年 | 1964年6月20日 | 1967年 | 廃艦 |
S183 | U4 | HDW | 205A型規格に建造変更 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- Taucher.net (ドイツ語)
- 1954 - Protocol No. III (and annexes) on the control of armaments, October 23 - 軍備制限に関する議定書III (1954年10月23日)