A-20 (航空機)
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A-20は、第二次世界大戦中に連合国の各国に配備されたアメリカ製の攻撃機である。アメリカにおけるニックネームはハヴォック。当初はノースロップ社で開発が進められていたが、1938年にノースロップ社がダグラス社に吸収合併されたことにより試作機の初飛行と以後の開発はダグラス社によって行われた。特に高性能機ではなかったが優れた操縦性と高い生存性を持った機体で、1939年から量産が開始されアメリカのみならずフランス、イギリス、オランダ、ソ連でも広く利用された。なお、イギリスに供与された機体はボストンという愛称が付いていた。
[編集] スペック
- A-20G(ダクラスDB-7)
- 全長: 14.63 m
- 全幅: 18.69 m
- 全高: 5.36 m
- 翼面積:43.11m²
- 全備重量: 10,964kg
- エンジン:ライト R-2600-23 空冷14気筒 1,600hp×2
- 最大速度: 510km/h
- 実用上限高度:7,255m
- 航続距離: 3,380km
- 武装
- 爆弾904kg
- 12.7mm機銃×9
- 乗員 3名
[編集] 参考文献
- 野崎 透「AIRPLANES DIGEST No.47 DOUGLAS DB-7/A-20 HAVOC」
- 文林堂『航空ファン』1992年12月号 No.480 p129~p141