AQL
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AQLとは、Acceptable Quality Levelの略で、合格品質水準の意味である。 工程平均として十分だと考えられる不良率の上限や、合格することのできる最低元の品質を指す。 AQLの基本は工程内で品質を作りこみ、不良は作らないという思考に立脚している。
製品の性質上、不良が安全性に深刻な影響を与える場合は、100%良品であることが求められるため、AQL保証に意味がない。
製品の性質を見極め、まずは目標AQLに従ってサンプル数を決め、ロットごとに抜き取り検査を実施、保証するAQLレベルとの誤差を見ていく。 もし、AQL=0.0%という保証をした場合、抜き取り検査ではなく、全数検査を実施しなければならないため、ロットと抜き取りサンプル数との関係上、AQL=0.1%を保証するのが限界だと言われている。