Ar 240 (航空機)
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アラド Ar 240 (Arado Ar 240) は第二次世界大戦時にドイツで試作された、双発プロペラの戦闘機/偵察機である。Bf 110の後継機として開発され、1940年に初飛行した。与圧式のコックピットやダクテッド・スピナーを有し、後部武装として遠隔操作式の銃頭を持つなど意欲的な機体だったが、飛行安定性が極端に悪いことが原因で量産されることなく終わった。試作機の一部は実戦テストも兼ねて、偵察機として部隊で運用された。
[編集] スペック
- A-0
- 全長:12.81 m
- 全幅:13.33 m
- 全高:3.96 m
- 翼面積:31.0㎡
- 全備重量:10,500 kg
- エンジン:ダイムラー・ベンツDB603A-1 1,750hp×2
- 最大速度:668 km/h
- 実用上限高度:10,200 m
- 航続距離:1,440 km
- 武装
- 7.92mm機関銃×4
- 乗員 2名