Automatic Call Distributor
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Automatic Call Distributor (ACD・着信呼自動分配) とは、主に公衆回線網から掛かってきた電話を、構内交換機などが一定の基準のもと、どの電話機に着信するかを自動的に割り振る機能のことを言う。
[編集] ACDの目的
外部から着信した電話(着信呼)を、オペレータに対し『分配』を行うために使われる。構内交換機の一機能として、搭載されていることが多い。
分配を行う基準はさまざまである。「均等に分配する」「手が空いているオペレータへ優先的に分配する」「熟練しているオペレータへ優先的に分配する」など、いくつかの基準を構内交換機に設定しておけば、それに沿って分配が行われる。
企業の内線電話向けに使われることはあまりないが、コールセンターなどではほとんど必須といえる機能である。
[編集] ACDの日本語訳
ACDの日本語訳として、「着信呼自動分配」「自動着信呼分配」「自動着信呼配分」など、いくつかの呼び名があるが、これといった決め手の日本語訳はない。