BT (航空機)
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BTは第二次世界大戦の前にノースロップ社が開発した艦上爆撃機である。エド・ハイネマンが設計した全金属製の単葉・単発機で、試作機は1935年8月に初飛行した。54機生産され、空母ヨークタウンやエンタープライズに搭載されたが、太平洋戦争開戦時には全機退役した。本機の改良型のXBT-2は、SBDドーントレスの原型となった。
なお、生産機の内1機は日本海軍に売却され、ダグラスBD爆撃機としてテストされた。
[編集] スペック
- 全長:9.70 m
- 全幅:12.65 m
- 全高:3.81 m
- 全備重量:2,961 kg
- エンジン:P&W R-1535-94 空冷星型9気筒 825hp×1
- 最大速度:357 km/h
- 実用上限高度:7,700 m
- 航続距離:885 km
- 武装
- 爆弾 452 kg
- 7.62mm機関銃×1
- 12.7mm機関銃×2
- 乗員 2名