DELETE (SQL)
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DELETEステートメントは、1つもしくは複数のレコードを削除する、SQLにおけるデータ操作言語 (DML)ステートメントの1つである。すべてのレコードを一括削除するかまたは、条件式を満たす一部のレコードだけを削除することができる。
[編集] 構文
- DELETE FROM テーブル名 [WHERE 条件式]
WHERE句で条件式を指定した場合は、条件式に一致するレコードのみ削除される。WHERE句が省略された場合は、全レコードが削除される。
DELETEステートメントを実行したとき、トリガーを設定することにより他のテーブルもあわせて削除することができる。例えば、2つのテーブルが外部キーでリンクされているとき、一方のテーブルのある行が削除されたなら、削除された行とリンクしている他方のテーブルの行もトリガーにより自動削除されることにより、参照整合性を維持することができる。
[編集] サンプル
テーブルpiesから、項目flavourが'Lemon Meringue'である行を削除する:
DELETE FROM pies WHERE flavour='Lemon Meringue';
テーブルmytableから、項目mycolの値が100より大きい行を削除する:
DELETE FROM mytable WHERE mycol > 100;
テーブルmytableのすべての行を削除する:
DELETE FROM mytable;
カテゴリ: データベース | SQL | コンピュータ関連のスタブ項目