Haiku (オペレーティングシステム)
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![]() Haikuを使用したデスクトップのスクリーンショット |
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公式サイト: | http://www.haiku-os.org/ |
開発者: | Haiku, Inc. |
OSの系統: | BeOS |
ソースコード: | オープンソース |
最新リリース: | N/A / N/A |
カーネル種別: | モジュラカーネル |
ライセンス: | MIT License |
開発状況: | Pre-Alpha |
Haiku(ハイク)は、オープンソースで開発されているデスクトップ向けオペレーティングシステム。初リリースの目標としてBeOSを再現することを目指しており、以前はOpenBeOSと呼ばれていた。x86とPowerPCをサポートする。
目次 |
[編集] HAIKUの目的
HAIKUは下記の特性を持ったデスクトップOSを目指している。
- 面倒な管理を必要としない
- 使いやすい
- フリー&オープン
- 古いハードウエアでも高速
- 複雑な用途にも適用できるぐらいの高性能
- 使っていて楽しい
[編集] システムの特徴
- POSIXと高い互換性
- オブジェクト指向APIを適用 (BeOS APIと互換性あり)
- 高度なマルチスレッド・マルチタスク化による高性能パフォーマンス
- データベースライクな OpenBFS ファイルシステム**による高速検索
- BeOSとのソース&バイナリ互換性(HAIKU 1.0のみ)
[編集] 主なマイルストーン
- 2001年 8月 OpenBeOSプロジェクト発足
- 2004年 6月 第1回「WalterCon 2004」開催、新プロジェクト名「HAIKU」が発表される
- 2004年 10月 CannaIM for BeOSがHaikuに寄付される
- 2005年 7月 日本語フォント小夏が標準フォントとして適用
- 2005年 8月 「WalterCon 2005」開催
- 2006年 10月 「WalterCon 2006」開催
[編集] 開発状況
2007年1月現在、HAIKUは開発途中であり、エンドユーザが使える完成度には至っていない。正式なリリース時期はまだ発表されていない。
- HAIKU CIA − ソースツリーへのコミットをリアルタイムで見れる
- Weekly HAIKU - HAIKUの開発状況に関する定期的なレポート
[編集] コミュニティ
- HAIKU IRCチャンネル(英語) (#haiku@irc.freenode.net)
- 日本語 IRCチャンネル(試験運用) (#haiku-jp@irc.freenode.net)
[編集] 開発者向け資料
- Programming the Be Operating System (原文の英語版) − JPBE.netによる日本語版 (作成中)
- Coding Guidelines − HAIKUが適用するOpenTrackerのコーディングガイドライン
- Practical File System Design with the Be File System (PDF) − Dominic Giampaolo氏によるBFSファイルシステムに関する書籍
- The BeBook(英語版)
- Art of BeOS Programming「Art of BeOS Programming BeOSで楽しむプログラミングの世界」(古賀信哉著)の Web 公開版
[編集] 書籍
- Be デベロッパーズガイド Vol.1 The official documentation for the BeOS
- Be デベロッパーズガイド Vol.2 The official documentation for the BeOS
- BeOS:ファイルシステム 実践ファイルシステム構築
- BeOS:UNIXアプリケーションの組込み
- BeOSバイブル〈Volume1〉
- BeOSバイブル〈Volume2〉