IPAフォント
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IPAフォント(アイピーエイふぉんと)とは、コンピュータ用のフリーなフォントセットの1つ。情報処理推進機構が「未踏ソフトウェア創造事業」として採用したプロジェクトの成果物の1つである。
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[編集] 開発の背景
このフォントは、独立行政法人情報処理推進機構の2003年度オープンソフトウェア活用基盤整備事業「オープンソースGISプラットフォームの開発」の成果物であり、GRASS GIS / MapServer / PostGIS(以下ソフトウェアという)に添付されることとなって現在に至っている。
[編集] その特徴
フリーなフォントでありながら、商用フォントと比較しても遜色のない、美しい書体であることが大きな特徴である。印刷用の書体にも向いている。
IPAフォントとは、以下の各書体の総称である(かっこは英語名)。
- IPA ゴシック (IPAGothic)
- IPA 明朝 (IPAMincho)
- IPA Pゴシック (IPAPGothic)
- IPA P明朝 (IPAPMincho)
- IPA UIゴシック (IPAUIGothic)
[編集] 利用上の制約
再配布に当たっては、このフォントがIPAフォントであることを明示する必要があり、またその派生物を改変し再配布する場合にも適用される。 IPAフォント自体の単体配布は認められておらず、IPAフォントが含まれているソフトウェアに同梱して配布する必要がある。 またIPAフォントは、IPA事業で開発されたソフトウェアからの利用のみ許可しており、他のソフトウェアからの利用はライセンス条項がないため、許可されていない。 詳細については、外部リンク参照のこと。
[編集] 関連項目
- 情報処理推進機構
- フォント
- IPAモナーフォント(アスキーアートに対応したIPAフォント)
[編集] 外部リンク
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