ISO-2022
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ISO-2022と呼ばれるものには、以下のものがある。
- ISO/IEC 2022 : 国際標準化機構 (ISO) と国際電気標準会議 (IEC) が定めた、複数の文字集合を単一の文字符号化方式で符号化するための標準。なお、/IECを略した呼称の正確な表記は、ISO-2022ではなくISO 2022(ハイフンがない)。
- ISO/IEC 2022準拠(またはほぼ準拠)のキャラクタセットのうち、ISO-2022-…という名称のもの。日本では特に、ISO-2022-JP。
- 日本語用
- ISO-2022-JP : 文字集合に、ASCII、JIS X 0201ラテン文字集合、JIS X 0208-1978、JIS X 0208-1983(または-1990)を使用。旧称JUNETコード。いわゆるJISコード。RFC 1468。
- x-iso2022jp-cp932 : XML日本語プロファイルで定義された、ISO-2022-JPの変種。
- ISO-2022-JP-1 : ISO-2022-JPにJIS X 0212(補助漢字)を追加。RFC 2237。
- ISO-2022-JP-3 : ISO-2022-JPのJIS X 0208をJIS X 0213に変更(JIS第3・4水準追加)など。
- ISO-2022-JP-2004 : ISO-2022-JP-3のJIS X 0213:2000をJIS X 0213:2004に変更。
- CP50220 : MS Windowsにおける、ISO-2022-JPの変種(NEC特殊文字、NEC選定IBM拡張文字を追加)。半角カナは全角に変換される。
- CP50221 : MS Windowsにおける、ISO-2022-JPの変種(CP50220に半角カナを追加)。半角カナはISO/IEC 2022のエスケープシーケンスで表される。
- CP50222 : MS Windowsにおける、ISO-2022-JPの変種(文字集合はCP50221と同じ)。半角カナはSI/SOで表される。ISO-2022-JPと称してこれらが使われることがある。
- ISO-2022-JP-MS : CP50221にユーザー定義文字を追加したもの。ユーザー定義文字はISO/IEC 2022の私用終端バイトで表される。CP932やeucJP-msとの相互変換をユーザー定義文字も含めて保証するために考案されたもので、現実の使用例はほとんど存在しない。
- ISO-2022-JP : 文字集合に、ASCII、JIS X 0201ラテン文字集合、JIS X 0208-1978、JIS X 0208-1983(または-1990)を使用。旧称JUNETコード。いわゆるJISコード。RFC 1468。
- 中国語用
- 韓国語用
- 多言語対応
- ISO-2022-JP-2 : ISO-2022-JPに、JIS X 0212、GB2312、KSC 5601、ISO 8859-1、ISO 8859-7を追加。RFC 1554。
- ISO-2022-INT-1 : ISO-2022-JP-2に、ISO-2022-CNの文字集合を追加。ISO-2022-JPだけでなくISO-2022-KRに対しても後方互換を実現。ISO-2022-JP-2に対して後方互換ではない(同じ文字集合でも使用するエスケープシーケンスが同じであるとは限らないため)。
- ISO-2022-INT-2 : ISO-2022-INT-1に、ISO-2022-CN-EXTの文字集合を追加。
- 日本語用
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- ISO-2022-INT-1およびISO-2022-INT-2は1994年2月にインターネットドラフトとして提案されたが、その後RFCとなることなく失効したため、実用はされていない。
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