ISO/IEC JTC 1

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Joint Technical Committee 1

情報技術(IT)分野の標準化を行うための組織。1987年に設立された。第一回総会は1987年に東京で開催されている。

それ以前には、コンピュータ＆情報分野を扱う国際標準化組織はISO,IECそれぞれに独立して存在し(ISO/TC97,IEC/TC53,IEC/TC47,IEC/TC83など)、一種の縄張り争いの様な状況になっていた時期があったが、この状況を解消するために、両機関の間で話し合いが持たれ、その結果としてJTC 1が成立した。

JTC 1総会は毎年10～11月頃に各国持ち回りで開催されている。(2008年総会は日本(奈良か名古屋)で開催される予定)

分野毎に37個のSubCommittee(SC)に分かれており、現在はそのうち17個のSCが活動中。 SCは、さらにWorking Group(WG)などに分かれる。(WGも活動中の物と活動停止中の物が有り番号には抜けがある) 各SC配下のWGは“ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 11”の様に表記する。(空白および"/"記号の入れ方に注意)。 SCやWGの国際会議はJTC 1総会と関係なく個別に開催されている。

[編集] 参加国一覧

Pメンバ(主要メンバ) 30ヶ国

主要先進国

Oメンバ(オブザーバ) 40ヶ国

[編集] SubCommittee(SC)一覧(with代表的な規格)

(SC 1 用語)
SC 2 符号化文字集合
- WG 2 多バイトコード
  - UCS ISO/IEC 10646
- WG 3 7、8ビットコードと拡張
SC 6
SC 7 ソフトウェア技術
(SC 11 フレキシブル磁気媒体)
SC 17 カードおよび個人識別
- WG 1 識別カードの物理的特性と試験方法
- WG 3 機械読取渡航文書(パスポート等)
- WG 4 端子付きICカード
- WG 5 カード発行者の付番管理
- WG 8 非接触ICカード
- WG 9 光メモリカードと装置
- WG 10 運転免許証と関連文書
- WG 11 カードおよび個人識別へのバイオメトリクス応用
SC 22 プログラム言語，その環境およびシステムソフトウェアインタフェース
SC 23 情報交換用光ディスクカートリッジ
SC 24 コンピュータグラフィクスおよびイメージ処理
SC 25
SC 27 セキュリティ技術
- WG 1 情報セキュリティ要求条件と統合技術
  - ISO/IEC 27000シリーズ（旧17799）
- WG 2 セキュリティ技術とメカニズム
- WG 3 セキュリティ評価基準
- WG 4 セキュリティ管理とサービス
- WG 5 ID管理とプライバシー技術およびバイオメトリクスの一部
SC 28
SC 29
SC 29 マルチメディア(Coding of audio、picture、multimedia and hypermedia information)
- WG 1 静止画符号化
  - JPEG 2000 ISO/IEC 15444
- (WG 9 2値画像符号化 →WG1に統合)
  - JBIG
- (WG 10 多値画像符号化(Joint Photographic Experts Group) →WG1に統合)
  - JPEG ISO/IEC 10918
- WG 11 動画と音声符号化(Moving Picture Experts Group)
  - MPEG-1 ISO/IEC 11172
  - MPEG-2 ISO/IEC 13818
  - MPEG-4 ISO/IEC 14496
  - MPEG-7 ISO/IEC 15938
  - MPEG-21 ISO/IEC 21000
- (WG 12 ハイパーメディア符号化 MHEG →活動停止中)
SC 31
SC 32
SC 34
SC 35 ユーザーインタフェース
SC 36
SC 37 バイオメトリクス認証技術
- WG 1 用語定義
- WG 2 インタフェース
  - BioAPI ISO/IEC 19784
  - CBEFF ISO/IEC 19785
- WG 3 データ交換フォーマット
- WG 4 アプリケーションプロファイル
- WG 5 試験評価
- WG 6 相互裁判権および社会事象