Jupiter (BUMP OF CHICKEN)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
jupiter | ||
---|---|---|
BUMP OF CHICKEN の アルバム | ||
リリース | 2002年2月20日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 47分19秒(隠しトラック除く) | |
レーベル | トイズファクトリー | |
チャート順位 | ||
|
||
売上枚数 | ||
|
||
BUMP OF CHICKEN 年表 | ||
THE LIVING DEAD (2000年) |
jupiter (2002年) |
ユグドラシル (2004年) |
jupiter(ジュピター)は、日本のロックバンド、BUMP OF CHICKENのメジャーデビュー後、最初のアルバム。インディーズから数えると3枚目のアルバムにあたる。
2002年2月20日にトイズファクトリーよりリリースされた。
[編集] 解説
- 命名理由は「なんとなく」らしい(アルバム名を何にするかと訊かれた時にたまたま藤原が木星のことを考えていたことから)。
- ジャケット表紙からケース裏まで、少しづつ「宇宙→地球→海」へと近づいていく写真が掲載されている。
- メンバーの意向からCDの表面へのプリントが極端に少なく、裏表の区別がつきにくくなっている。
- BUMP OF CHICKENにとってはシングル・アルバム通じて初のオリコンチャート初登場1位を記録した。
- オリコンチャート登場週数は既に200週を超えており、ロングヒットを続けている。
- 本編と隠しトラック(及び空白の時間)との時間の合計が、ちょうど70分になるようにしてある。ただし一部の機器では「70分02秒」になる。
- 初回盤には「ポキレツ知恵袋」と名づけられたカードが封入されていた。アルバムジャケットに使われている写真をモチーフに解説文を挿入したもので、全部で8種類あった。
[編集] 収録曲
- Stage of the ground
- メンバーの友人に子供が生まれ、記念に作った曲。歌詞にその子の名前の漢字がちりばめられており、「那由多」という言葉は「由」を使うために入れた(「自由」という言葉は使いたくなかったので「那由多」という単語が出てきたらしい)。
- 天体観測
- 3rdシングル。イントロの分厚いギターで、流れ星を表現しているらしいが、その音はギター8本分にも及び、全部藤原と増川が演奏している。歌詞中で主人公がその思いを馳せる人物が友人なのか恋人なのかには触れておらず、その真意を巡り話題を呼ぶ。その人物については昔の自分と言う説もある。ちなみに当の藤原は、この曲のキーワードは「予報はずれの雨」にあるとし、「ラブソングではなく雨の唄だ!」と力説していた。ちなみに仮タイトルは「あなたのハートにどっこいしょ」「ファーストキスは投げキッス」などで、PV集「jupiter」ではその一部を聴くことが出来る(ダイヤモンドの直前)。余談だが、メンバーは全員天体観測をしたことがあるらしい。
- Title of mine
- 「ダイヤモンド」製作後、メロディーから先に作られた曲。そして藤原が初めて嫌いになった曲(今ではもう受け入れることができたらしい)。最初、藤原本人は「自分は天才じゃないか」と思うくらいの自信作だったが、歌詞を書いているうちに自分自身と重なり始め、歌うのが辛くなったらしい。メンバーに支えられながらなんとかレコーディングをした。ちなみに旧タイトルが“Title”だったが、スタッフ等に色々言われ、“Title”から“Title of mine”にしたと言う話もある。
- キャッチボール
- ハルジオン
- 4thシングル。作詞にはツアーもはさんで5ヶ月が費やされた。全ての歌詞が完成したきっかけは、「自分の部屋の中でブリキのジョウロが転がっている」夢を見たから、だった。ハルジオンはどこにでも生えている雑草だが、PVに登場する花は、実はハルジオンではない。ちなみに、タイトルはせかされて決めたもので、「雑草なら何でもよかった」という話もある。
- ベンチとコーヒー
- 藤原が実際の一日の経験を元に作詞し、直井の誕生日に贈った曲。今も直井は贈られた歌詞を額縁に入れて飾っているらしい。
- メロディーフラッグ
- 一時的な記憶障害に陥った親友に贈った歌とされている。この曲のPVでは、過去のPVの映像も一部使用されている。
- ベル
- メロディーから先に作られた曲。完成当時、タイトルは決まっていなかった。天体観測が売れた時に、昔全然交流のなかった知り合いなどから多くの電話がかかってきて人間不信になりかけたが、突然友人から「大丈夫か」との電話がかかってきて、それに救われたのだと藤原自身が語っており、それをきっかけに作曲されたようだ。
- ダイヤモンド
- メジャーデビューシングル(通算2nd)。「ラフ・メイカー」とどちらをメインにするか迷った末、メッセージ性の強いこちらを選んだ。
- ダンデライオン
- 独立した楽曲としては発表された中で最も短い。百獣の王ライオンとDandelion(タンポポ)をかけており、ライオンのタンポポへの一方的な友情を描いた曲。もともとそんなにテンポが速い曲ではなかったのだが、直井曰く、升の勘違いにより升がドカドカ叩いてしまったので、今のような曲調になったとのこと。
オリコン週間アルバムチャート第1位 2002年3月4日付 |
||
前作: Tommy february6 『Tommy february6』 |
BUMP OF CHICKEN 『jupiter』 |
次作: MISIA 『MISIA GREATEST HITS』 |
メンバー | |
---|---|
藤原基央(Vo&G) - 増川弘明(G) - 直井由文(B) - 升秀夫(Dr) | |
シングル | |
1.LAMP - 2.ダイヤモンド - 3.天体観測 - 4.ハルジオン - 5.スノースマイル - 6.ロストマン/sailing day - 7.アルエ - 8.オンリー ロンリー グローリー - 9.車輪の唄 - 10.プラネタリウム - 11.supernova/カルマ - 12.涙のふるさと | |
アルバム | |
1.FLAME VEIN - 2.THE LIVING DEAD - 3.jupiter - 4.ユグドラシル | |
その他の作品 | |
人形劇ギルド | |
関連項目 | |
PONTSUKA!! - BUMP LOCKS! |
![]() |
この「Jupiter (BUMP OF CHICKEN)」は、アルバムに関連した書きかけ項目です。加筆、訂正などして下さる協力者を求めています。(Portal:音楽 Wikipedia:ウィキプロジェクト アルバム) |