Mi-22 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

Mi-22(ミル22；ロシア語:Ми-22ミー・ドヴァーッツァチ・ドヴァー mi dvadtsat' dva)は、ソ連のミル設計局(ОКБ им. Миляオーカーベー・イーミェニ・ミーリャ；ミーリ設計局)が設計した「空中指揮地点（コマンドポスト）」(Воздушный командный пунктヴァズドゥーシュヌイ・カマーンドヌイ・プーンクト)で、大型輸送ヘリコプターのMi-6Aの発展型。

[編集] 概要

1970年代初頭、ミル設計局はMi-6AYa(Mi-6AJa；Ми-6АЯミー・シェースチ・アヤー(Яは«Яхонт»を表す。Яхонтヤーハント：ルビー、サファイア類の古称))またはMi-6VzPU(Ми-6ВзПУ(воздушный пункт управленияヴァズドゥーシュヌイ・プーンクト・ウプラヴリェーニヤ：空中の指揮の地点))と呼ばれる機体を立案した。これらは、陸軍協同部隊または空軍部隊として空中で直接に戦闘指揮の行う能力を与えられていた。完成した機体は1973年に初飛行を行い、1975年にMi-22として部隊配備された。