R・E・S・O・R・T
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R・E・S・O・R・T | ||
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THE SQUARE の オリジナルアルバム | ||
リリース | 1985年4月1日 | |
録音 | Dolphine Sound(1985年2月4日-2月21日)、One On One Studio(1985年2月14日、ホーンセクションのみ) | |
ジャンル | フュージョン | |
レーベル | CBSソニーレコード | |
プロデュース | マイケル河合 | |
レビュー | ||
THE SQUARE 年表 | ||
Stars and the Moon (1984年) |
R・E・S・O・R・T (1985年) |
S・P・O・R・T・S (1986年) |
R・E・S・O・R・T(リゾート)は、THE SQUAREの10枚目のアルバムである。1985年4月1日にリリースされた。
[編集] 解説
THE SQUAREが初めて日本以外のスタジオで録音したアルバムである。ハワイのホノルルで録音されたが、ホーンセクションのみロサンゼルスのスタジオで録音された。1曲目の『OMENS OF LOVE』はストレートでスピード感あふれるリズムと、それに流されず際立ったポップで軽快なメロディーを持ち、12インチシングルとしてシングルカットされた。また松本隆が歌詞をのせて『ウィンク・キラー』というタイトルで小泉今日子と野村宏伸にカヴァーされたほか、吹奏楽や電子オルガンの定番曲となった。『OMENS OF LOVE』は今では『TRUTH』と並ぶスクェアの代表曲として知られている。なお小泉今日子が歌う『ウィンク・キラー』は小泉の7枚目のオリジナルアルバム『Flapper』に収録されている。
『OMENS OF LOVE』以外にもこのアルバムは名曲が多く、3曲目の『CHANCES』はピアノがメロディーを奏でるクールな曲として知られている。5曲目の『WE'LL NEVER HAVE A TROUBLE』はアルバムのタイトル通りリゾート地をイメージさせるバラードであり、アナログ盤ではA面の最後を飾る曲だった。6曲目の『IN THE GRID』はホーンセクションも加わった印象的なポップスで、7曲目の『MERYLU』は美しいメロディーが印象的なミディアムナンバー。8曲目の『PRIME』は後の『TRUTH』につながるロック調のナンバーであり、『OMENS OF LOVE』同様12インチシングルとしてシングルカットされた。ラストを飾る『FORGOTTEN SAGA』はスケールの大きなバラード、と高い完成度をもつアルバムであるといえる。
ファンの間では『ADVENTURES』や『TRUTH』が人気のあるアルバムだが、スクェアのメンバーや元メンバー、スタッフの間ではこのアルバムをスクェアの代表作としてあげているケースが多い。
なおこのアルバムを最後にドラマーの長谷部徹は退団し、次のアルバム『S・P・O・R・T・S』からは則竹裕之が後任のドラマーとしてスクェアのメンバーとなった。
[編集] 収録曲
- OMENS OF LOVE - 和泉宏隆作曲
- FEEL ALRIGHT - 安藤まさひろ作曲
- CHANCES - 安藤まさひろ作曲
- STIMULATOR - 田中豊雪作曲
- WE'LL NEVER HAVE A TROUBLE - 安藤まさひろ作曲
- IN THE GRID - 安藤まさひろ作曲
- MERYLU - 和泉宏隆作曲
- PRIME - 安藤まさひろ作曲
- FORGOTTEN SAGA - 和泉宏隆作曲
[編集] 外部リンク
- 上の2つのサイトで『R・E・S・O・R・T』に収録されている全9曲の一部分を30秒間試聴できる。