STARBLACKS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『STARBLACKS』は、槙ようこ原作、「りぼん」(集英社)連載の少女漫画作品。りぼん2005年4月号から2005年12月号まで連載された。タイトルは「スターバックス」のもじりである。略し方は「スタック」「スタブラ」「スタクー」など。
[編集] 概要
- 作者初のファンタジー作品であり、前作『愛してるぜベイベ★★』とは全く異なった路線を行ったうえ、絵柄も今までのものを多少アレンジしたため、昔からのファンのとまどいも大きかったようだ。そのせいか、2005年10月号では2001~2002年連載作『あたしはバンビ』以来初めてのカラー落ち(扉絵がカラーではなくなること)を経験。大型連載として開始されたが、結局全9回で打ち切りとなった。最近のりぼんでは珍しいシリアスな形で終わっている。
- 千年後にしては現代的な風景は、作者曰く何度も滅びて復興した為であるという。
- 読者の絵柄に対する評価を受けてか、コミックス1巻の第1話は、本誌掲載時より絵に大幅な修正が加えられている。
- 週刊少年ジャンプにて連載されている『BLEACH』(久保帯人)との類似も指摘されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
西暦2999年、この世界から神が消えた。そしてこの世は人の心に巣食う鬼に支配されそうになっている。鬼を斬ることの出来る唯一の人間・新垣希咲は世界を鬼から救うため先祖の刀を手に鬼を倒していくことを決意する。
[編集] 登場人物
- 新垣希咲(あらがき きさき)
- コーヒーとメロンパンが大好きな女子高生。家は刀屋。戦国時代に鬼を倒し活躍した先祖・サキの生まれ変わり。頭はかなり良く、試験では10位をとったこともある。コーヒーがないとマジ切れする。スタイルの良さとブロンドの髪は生まれつきらしい。その高身長から幼少時にからかわれ、逆に正義感に目覚めた節もある。おばさん的に人懐こい面もあったが、愛する人々を守る為に心を剣に売り、彼女は徐々に人間から離れていく・・。
- 新垣隆蔵(あらがき りゅうぞう)
- 希咲の弟。家の家事のほぼ全てを行っている。姉想い。
- 新垣謙蔵(あらがき けんぞう)
- 希咲達の父親。刀屋をやっている。先祖の刀を長い間保管しつづけ、その秘密も知っていた。妻は子どもたちが小さい頃家を出たらしい。
- シスター
- 母親の居ない希咲の母代わり。希咲の良き理解者。神を信じる数少ない人間。住んでいた教会が壊されてしまったため、希咲の家に居候している。
- 田岡玲(たおか れい)
- 希咲の同級生。家はお金持ちらしく、刀や珍しい骨董品を集めている。その収集の課程で「鬼を斬る刀」の存在を知り、希咲に興味を持った。
- 弓野ツキ(ゆみの-) (弓野月?)
- 隆蔵の同級生。少し変わった女の子。隆蔵が好きでいつもそばにひっついている。神を信じる者がいない世界で何故か神を信じており、今ではあまり見かけない野に咲く花を愛していた。ストーリーの終盤鬼に襲われた際に体が機械のように描かれており、ストーリーのキーパーソン的な人物だったとも考えられる。作者曰く、この時代に至るまで世界が度々滅びているとの事、彼女の素性はその設定と関係があるようにも思われたが、全ては明かされぬまま、花が咲き乱れる「あの結末」に至る。
- ずっきー(愛称)
- 希咲のクラスメイトで友達。特技は自分に関する(どうでもいい)暴露。いつも、おかっぱ頭の女子と眼鏡をかけた女子(ともに希咲の友達)とつるんでいる。
- 仁
- ホームレスの青年。親の反対を押し切り商売に手を出したが失敗した。その絶望が鬼を招いたが、希咲に救われる。
- 狩島カナ(かりしま-) (カナは漢字不明)
- 希咲のクラスのリーダー(委員長的役割)。頭が良く学年1位の成績。三宅とは小学校からの友人で、片想いをしていた。
- 三宅(みやけ)
- 希咲の同級生。
- 杉江由(すぎえ ゆう)
- 希咲の同級生。三宅の彼女で、狩島に嫌がらせを受けていた。
- サキ
- 希咲の先祖である刀鍛冶。鬼を斬り続けることと引き換えに、心を売った女性。その後は不明だが恐らく鬼になったと思われる。