TOUGHBOOK
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TOUGHBOOK(タフブック、たふぶっく)とは松下電器産業が発売するノートパソコンのシリーズ名。
[編集] 「タフ」なノートPC
その名の通り、極限環境でも動作することが最大のセールスポイント。アメリカ国防総省が米軍への納入品に対し要求する規格(MILスペック)の一つである「MIL-STD-810F」に準拠した耐衝撃・耐振動性能を備えていることを売りにしている。
アメリカでは(先述の通り要求水準を満たしているので)軍が採用したりパトカーの半分に積まれているのは大変有名な話であり、最近では日本でも警察・消防で採用が増えているなど、フィールドワーク向けノートPC市場では独壇場といえる状態である。この種のPCの市場は規模がまだ小さく、世界的に見ても大手PCメーカーの中で同種の製品を手がける企業が同社とNEC(2004年10月に「FC-N11F」で参入。詳細はFC-NOTEを参照せよ)ぐらいしか存在しないことも、TOUGHBOOKの市場独占に拍車をかけた。(2003年頃にソーテックも同種の製品を発売したことがあるが、程なく撤退している)
その恐ろしいといっても過言ではない頑丈さは、本製品の発表会では必ず行われる耐久イベントで如実に示される。水をかけられようが数十キロの荷重がかかろうが金属棒で液晶を強くつつかれようが動作し続ける(あるいはデータが保護される)のである。さらに温度変化にもタフである。あらかじめHDDを自動予熱する機構を備えることでマイナス20度の極寒であっても起動・動作する。これらの仕様の一部は荷重関連を中心に、同社の一般向けノートパソコンである『Let'snote』シリーズにフィードバックされるほどである。
これほどの仕様であるがゆえに値段は最低モデルでさえ30万円台からと高くなってしまう。この値段設定は主要なユーザーが法人、それも警察・消防・軍事系というのも影響している。また、ビジネスモバイルなので他社の同価格設定の機種と比較すると性能(プロセッサ能力など)が見劣りするきらいがある(ただし最新モデルでIntel Coreを採用しているので、Core 2系の採用が上位モデルで始まったばかりのLet's Noteと比較しても性能の差はそれほどはない)。
[編集] 2006年モデル
2006年12月、最新製品が発表された。
- CF-30 - 低電圧版Core Duo L2400搭載。
- CF-19 - 超低電圧版Core Duo U2400搭載。