ZERO (やまざき貴子)の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ZEROの登場人物は、やまざき貴子の漫画『ZERO』の登場人物について解説する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ZOO-Z
- 影尾 暁(かげお あかつき) 前世:遠藤 友也 役名:毘紐天(ヴィシュヌ)
- 本作の主人公。ゲオと呼ばれている。
- 2001年2月11日生まれ。ZOO登録番号N-101。身長約5-9(175㎝)。ZOOでの居住区はE棟の内周ネイキッド19-37。
- 父親は明。母親は華月。両親の名前からとって名付けられた。人工授精の試験管ベビー。授精から6か月で中性体のままカプセルを出、5歳の時、男性体に分化。出生時ZOOに登録されたが、すぐに父親に連れられZOOを出、砂漠で暮らす。分化後、父親と死別してZOOに戻る。
- 中性体だったせいか「肌が綺麗」「傷の治りが早い」といった身体的特徴がある。ZOOに戻った頃は髪が長かったこともあり、アギやザットに「絶世の美女」と思われた。本人にとって中性体だったことはトラウマであり、バツと小川さん以外には秘密でもあるため、その手の話をされると不機嫌になる。ZOO生活の頃は人前で脱ぐことを極端に嫌い、仲間にも風呂に入っているところを見せたことがないほどだったが、バツとの逃亡生活の中で多少慣らされた。
- 髪はもともと黒色だが、紫外線焼けで赤くパサパサになっている。腰骨のところにホクロがある。猫舌。酒には酔わない方だが、酔うと理屈っぽくなる。
- 学校をサボる、授業中に居眠りをするなど、義務的なことに対しては不真面目で口も悪いが、仲間思いな性格。下劣・下品なことが大嫌い。繊細で神経質な面とワイルドでタフな面を合わせ持つ。
- 趣味は電気いじり。トランシーバーやスタンガン、遠隔操作の爆弾、果てはミサイルの誘導装置に至るまで様々な機器を造る才能をもち、バツからは「電気屋さん」と呼ばれた。アギとはしばしば無線で連絡を取る。
- リカコの現世を想い人とし、リカコの片鱗を見せるジュリアに惹かれていく。カイエとは1度関係を持ったが、どちらかというと仲間意識の方が強かったようである。性指向はノーマルだが、ジュリアなら男でも良いらしい。また、万屋のばーちゃんに「ババアに手ぇ出すくらいなら男に走る」と言ったことがある。
- ZEROでは通常「友也」の斜め後ろからの構図で見ているが、時折「友也」と同位置になり「友也」の心情がわかったり、多少身体の動きを操作できたりする。薬が強く作用すると、他の生物や物体にもなることがある。
- 伐・F・永史(バツ フランソワーズ えいし) 前世:千堂 知哉 役名:弥勒菩薩(ミロク)
- バツと呼ばれている。
- 2001年6月6日生まれ。ZOO登録番号Z-606。身長約5-8(172㎝)。ZOOでの居住区はA棟。
- 父親はアキフミ。母親はユヴェール。父方の祖父は元明。母方の祖父はドイツの将校。フレッドからは甥にあたる。ドイツで生まれ、母親に「フランソワーズ」と名付けられて幼少時は女の子ように育てられる。1歳の時、元明の手によって大金と引き換えにさらわれる形でZOOへ引き取られ、登録されるが、間もなくアキフミが取り返しユヴェールの元に戻される。それから母親と共に、アウグスブルク、ヒンデスハイム、シュトゥットガルト、ケンプテン、とドイツ中を旅する。5歳の時、元明の手の者によって母親を惨殺され、再びZOOへ引き取られる。この時、母親を殺されたショックにより自我を失ったことで、もう一つの人格である「王龍」の覚醒に至る。その後、母親について思い出そうとすると発作を起こすようになる。
- 金髪のコーカソイドだが、父親そっくりの日本人顔。左利き。薬アレルギー(?)。なぜか女性にモテ、また本人も老若問わぬ女好きである。A棟に住み、母親が裕福な外国人であるということが有名だったため、当所は「おタカイ」イメージがありアギにはクールビューティーと称されたが、次第にズボラでズーズーしくザックバラン、人を怒らせるのが得意な単純バカ、といった性格が定着していった。柄物の趣味が悪く、絵もかなり下手であるため、芸術的なセンスはないと思われる。酒には酔わない方だが、からみ酒の傾向がある。
- ゲオとは前世からの縁があり、最も親しい仲間となる。「ゲオ」ではなく「カゲオ」と呼ぶことが多い。
-
- 伐 王龍(バツ ワンロン) 役名:大自在天(シヴァ)
- 12天のキーワードは「Z」
- 沙羅 灰依(さら かいえ) 前世:阪内 政司 役名:帝釈天
- カイエと呼ばれている。
- 2001年7月25日生まれ。ZOO登録番号S-525。身長約5-7(170㎝)。ZOOでの居住区はA棟。
- イザヤの姉。母親はマリア。父親は不明。母親と同じ金髪である。
- マリアの死から7年後、エディの養女となる。
- 仲間の中のマドンナ的存在。ずっとゲオのことが好きだったようだが、ZOO内の男の部屋を泊まり歩き、その上バツの子どもを身ごもる。仲間の中で一番早く12天の存在を知ったが、それがゲオ達に伝わることはなかった。
- ZOOを出て新都市へ行くのが夢であり、その資金繰りのためにZeroを派手に売り捌いていた。12天の中で1番最初に殺される。
- 12天のキーワードは「E.O.T.I.M.O.S」
- 阿義 芳亜(あぎ よしあ) 前世:横田 元樹 役名:梵天
- アギと呼ばれている。
- 2001年12月1日生まれ。ZOO登録番号X-801。身長約5-8(172㎝)。ZOOでの居住区はE棟の内周ネイキッド20-1。
- そばかす顔に小さめの丸眼鏡をかけている。ZOO生活の頃は運動のしないモヤシっ子で、仲間の中で一番弱そうだった(コカ談)
- 祖父が末期ガンで死んだことで余った痛み止めのアヘンでZeroを開発。
- 自分の造った薬で眠ってしまったコカを起こそうとノイローゼ気味になったり、ヨコタと自分を重ねすぎてPROJECTを進めてしまった責任を感じたり、と前世から思いつめやすい性格のようである。また、現実的な考え方で、少々冷めた面もある。
- 12天のキーワードは「―(空)」(「火天」の榎本春香が「Z」として使用される時のみ対として使われる「空間」)
- 雑斗田 孝(ざっとだ こう) 前世:川松 涼太 役名:焔魔天
- ザットと呼ばれている。
- 2001年1月20日生まれ。ZOO登録番号I-025。
- 両親とも放射能の影響で早くに亡くなる。コカと恋仲。
- ZOOを出てからはもっぱら食事係で、家庭的な言動から「いい嫁になる」や「お母さん」と言われることがある。細かいところによく気づき、気配りのできる優しい性格だが、怒らせると怖い。
- 12天のキーワードは「E.R.O.O.T.O.R.I.M.O.D.O.E」
- 固加 不二人(こか ふひと) 前世:村山 光 役名:羅刹天
- コカと呼ばれている。
- 2001年5月10日生まれ。ZOO登録番号M-200。
- 両親とも放射能の影響で早くに亡くなる。ザットと恋仲。
- ZERO症候群で眠ったままとなり、一時はケロイドまで現れる危篤に陥ったが、ジュリアによって村山の体から引き剥がされ、一命を取り留める。
- だが昏睡から目覚めた際にザットの遺体を目にしており、以後ザットの記憶を失った。
- 面影がザットに似た、ケイトという少女に惹かれる。
- 仲間から「簡単なやつ」と言われる単純で明るい性格。ゲオは海パンをはいて集団風呂に入ると信じている。
- 12天のキーワードは「S」
- 沙羅 依挫矢(さら いざや) 前世:阪内 美代子 役名:毘沙門天
- イザヤと呼ばれている。
- 2002年9月17日生まれ。ZOO登録番号S=725。
- カイエの弟。母親はマリア。父親は不明。母親・姉と同じ金髪である。
- ゲオを慕い、憧れていたが、カイエを殺した犯人と思い込み、命を狙うようになる。スラムでフレッドに拾われ、殺人術を習う。
- バツの中の王龍によって殺害された。
- 12天のキーワードは「R.O.O.R.O.D.E」
- 小川・B・ジュリア(おがわ ブドワール ジュリア) 前世:相川 梨香子 役名:毘紐天(ヴィシュヌ)
- 2000年生まれ。生月日は不明。ZOO登録番号無し。中性体。
- あきらへの細胞提供者であり、ZIPを動かす者として元明の元へさらわれ、首輪をつけられながら籠の鳥のように扱われる。
- 2巻で元明の元から脱走し、砂漠で倒れていたところをゲオたちに助けられた。膝まである長い髪が特徴だったが、その逃亡の際に切り落とている。
- 女のようなそぶりをする時もあるが、ゲオの前では常に男口調。アンジェリカに「兄ちゃんになってやる」と約束し、男になろうとしていたが、ゲオと惹かれ合い、ホルモン剤を使って女に分化することを決める。
- 榎本 春香(えのもと はるか) 役名:火天
- 1991年11月29日生まれ。
- 核事故により盲目になるが、12天の情報と引き換えに、元明の庇護を受けていた。
- だが12天のキーワードを集めるアギと出会って彼に惹かれ、元明を裏切る。
- 左利き。常にくまのぬいぐるみを抱いている。
- 12天のキーワードは「―Z」(「梵天」の横田元樹と対となって機能する)
- 万屋 乙女(よろずや おとめ)
- 自販ショップの界隈で、ゼロ時代の面影を漂わす万屋を経営。
- 関西弁で、気は荒いが優しく、名前の通り乙女な性格の年配女性。ゲオたちと親しく、店でZEROを売ったり、お酒を差し入れしたり、何かあった時は店内の床下にある隠し部屋(?)にかくまったりする。
[編集] 廃都
- 雅羅沙(ガラシャ) 前世:葉月 洋 役名:風天
- ガラシャ、またはガラと呼ばれている。
- 2000年6月23日生まれ。シャグナとは一卵性の双子で兄。妹のシャグナとは前世からの恋人。
- 登場時は命令口調+でかい態度だったが、その後は元気で騒がしい皆の妹分といった感じ。
- 人を疑うということを知らないお人好しのお馬鹿。
- だがアギの呼び出しに応えてゲオの元を離れた後は色々大変だったようで、ゲオと再会した時にはクールで無愛想且つ好戦的になっていた。
- 12天のキーワードは「R.T.I.D.E」
- 紗球那耶(シャグナーヤ) 前世:那々見 小都 役名:水天
- シャグナ、またはシャグと呼ばれている。
- 2000年6月23日生まれ。ガラシャとは一卵生の双子で妹。
- 物腰穏やかで落ち着いた雰囲気だが、実はこちらが妹。
- 子どもが生めない体。予知能力があり、また、ZEROが普及する前の子どもの頃からゼロ時代の前世の夢を見ていた。
- 12天のキーワードは「E.O.O.O.R.M.O.O」
- 遠藤 達郎(えんどう たつろう)
- 1998年2月7日生まれ。
- トモヤのいとこ。父親の名は達也。
- 小川 勝利(おがわ かつとし)
- 1974年3月26日生まれ。
- 明の友人。ジュリア、アンジェリカ、カザリンの父親。
- ZOOでの階級は中佐だったが、ZOOに嫌悪感をもち砂漠へ飛び出す。その後、砂漠に住み着いていた現在の奥さん一家に拾われ、奥さんの父母がなくなった現在は家主となっている。クラシナは元部下(?)
- ゲオの生い立ちを知る唯一の人物。
- 焼 老人(シャオ ラオレン)
- 廃都の影の指導者。
- 爆発後、孤児となったタツローを引き取り、息子として育てる。その正体はアキフミである。
- 倉科 千尋(くらしな ちひろ)
- 元明に忠誠を誓い、廃都に遣わされたスパイ。シャオの側近となり、シャグナの見張りを勤める。
- 元は小川さんの部下(?)で少尉だった。
- 木場(きば)
- 1997年生まれ。爆発前の記憶が無く、4歳の時に拾われて、その場所の名前をつけられた。
- 18歳の時に兵役が苦手という理由で廃都を出たと言いながらも、盗賊を生業とし、武術もかなり強い。
- 廃都からもらった土で自給自足生活をし、ムクイを妹のように大切に育てていた。ムクイとの関係を聞かれると「友達」と答える。
- 襲ったフレッドに返り討ちにされ、ゲオの動向を探るようムクイを盾に脅迫されたりもしていたが、結局自分の意思でゲオ達と行動を共にした。
- 報(むくい)
- 2004-5年生まれ。
- 産まれた時母親が死んだため、その原因とされ「罰が当たる」という意味で父親に名付けられた。普段は「椋囲(むくい)」と名乗っている。
- 父親には何かにつけて暴力を振るわれ、4歳の頃からはあまり家に帰らなくなり、5歳の時、盗みや残り物をあさって生きながらえていたところをキバに救われた。その後キバについて廃都を出る。
- キバと共に盗賊をしていたことから、銃器や火器の扱いにも慣れている模様。
- 元明の追手の軍により瀕死の重傷を負ったが、フレッドによって助けられ、一命を取り留める。
- その後はZOOのハルカの元に連れて行かれ、フレッドへの情報の渡し役になった。同時にそれまでのボーイッシュな外見から美少女へと、劇的に変化する。
- 最終巻の最後ではキバの子どもを妊娠していた。
[編集] 米軍
- 伐 元明(バツ ウォンミン)
- ZOOの元帥。
- アキフミの父親。バツの祖父。
- Project Zipangu を実行するまでは日本家庭で「温厚な性格な世界を飛び回る企業マン」を演じていたが、実際はどこの企業にも所属経歴がなく、20歳までは戸籍もない、中国マフィアの「三合会」の出である。
- Edward Stuart(エドワード・スチュアート)
- エディと呼ばれている。
- 1985年9月2日生まれ。軍認識番号0018-2845。階級は大佐。
- カイエの義父。マリアと恋人同士だった。父親はアメリカの軍人・総司令。
- 12歳まで日本で育ち、アメリカに渡る。15歳の時再び日本を訪れ、仕事で急がしい父親の代わりに迎えに来たマリアを好きになり告白するが、あしらわれてしまう。その後一度アメリカに戻るが、マリアを忘れられず居場所を探し当て、恋人となる。しかし爆発によって再び引き離され、9年かかって軍人になり日本に入った時は既にマリアは亡くなっていた。
- Minerva Juno(ミネルヴァ・ジュノー)
- 1986年4月9日生まれ。軍認識番号5832-5006。階級は中尉。
- エディの婚約者。
- Frederick Skyhawk(フレデリック・スカイホーク)
- フレッドと呼ばれている。
- 1987年1月23日うまれ。軍認識番号0023-9668。階級は曹長。ドイツ軍諜報部大佐であり、米軍にスパイとして潜入する。本名は Friedrich von Schwarzenberg(フリードリヒ・フォン・シュバルツェンベルク)
- ユヴェールの弟。バツの叔父。父親はドイツの将校。
- 15歳の時、姉の悲惨な死に様を目の当たりにして生活全てに疑問を感じ、学校を辞める。父親のコネで軍に入隊し、アメリカで募っていた「日本支援プロジェクト」に年齢を詐称して潜入した。姉を殺せと命令したであろう元明を追ってZOOに辿り着く。
- 一時保護していたイザヤが殺害されたことで、遺言であるゲオの命を狙っていた。
- エディとは10年近い付き合いの友人。
[編集] ZONE
- 立下 順(たてした じゅん) 役名:地天
- 1983年12月15日生まれ。軍認識番号8442-0056。階級は大尉。
- ヒダ、コウノとはゼロ時代からの友人。
- 12天のキーワードは「R.T.I.D.E」
- Caine(ケイン)
- タテシタの部下。階級は二等兵。
[編集] AIR
- 飛田 茂人(ひだ しげと) 役名:月天
- 1983年10月6日生まれ。軍認識番号0156-7728。
- アヤコの夫。マモルの父親。
- 12天のキーワードは「S」
- 飛田 綾子(ひだ あやこ) 役名:日天
- 1983年4月24日生まれ。軍認識番号0156-7704。
- シゲトの妻。マモルの母親。旧姓 河野。
- 12天のキーワードは「Z.E.O.O.O.R.M.O.O」
- 飛田 守(ひだ まもる)
- シゲトとアヤコの息子。
- 王龍に撃たれ一度は死んだが、シゲトの精神が入ったことで生き返る。瀕死の状態のところをタテシタに助けられ、意識が戻ってしばらくは放心状態が続いた。
[編集] ZOO-X
- 影尾 明(かげお あきら)
- 1974年10月20日生まれ。医者。
- ゲオの父親。勝利とは長い付き合いの友人。
- 幼少時両親と死別し、親戚中をたらい回しにされて早くに独立した生い立ちから、家族を持つことに憧れていた(小川さん談)
- ゲオが5歳の時、海で拾った水銀入りの魚を食べて自殺。
- 華月(かつき)
- ゲオの母親。明のところへ積極的に通い、2000年の夏に恋人となる。18歳になったら結婚すると約束していたが、爆発時、建物の下敷きとなり死亡。明とは遠縁の関係だと言われていたが、DNA鑑定の結果、兄妹だと言うことが判明する。そのため明はゲオに、母親はゲオを産んですぐ死んだと教えていた。
- てふてふ
- 2011年生まれ。橋本蝶子のクローン。ゆるいウェーブのかかったロングヘア。
- 2歳の時、ハシモトに連れられて橋本蝶子を見に行ったことがある。その美貌から彼女を尊敬していた。
- 他の二人よりも大人しく人懐っこい性格。バツを命の恩人と勘違いしている。
- 昏睡状態のコカの傍にいるために、ゲオたちと別れたザットと一緒だったが、ザットの死後はバツについてZOOへ行った。
- すずしろ
- 2011年生まれ。橋本蝶子のクローン。外はねでところどころ短いロングヘア。(ZOO-Xから出た後一度ショートヘアになる)
- 他の二人よりも好奇心が強く、感情表現がハッキリしている。
- ザットの死後テフとはぐれ、砂漠を彷徨っていたところを捕まり、奴隷として売られた。
- ジョーンズ大佐に買われZOOに連れて来られたが逃げ出し、エディに保護される。
- その後はエディと共にアメリカに渡り、医療関係の研究をしている。
- かわず
- 2011年生まれ。橋本蝶子のクローン。スズより短い髪が多く、目が細め。王龍に殺される。
- はしもと
- 1987年生まれ。橋本蝶子のクローン。
- 新科学者棟ができて、ZOO-X1からZOO-X2へ引っ越す時、リニアのカプセル車両でクローン・アキラを目撃する。13歳の時、カプセルから出てから老化が早まる。
- テフ・スズ・カワズの名付け親で、3人が生まれてからずっと面倒を見ている。培養液の中に長くいたためか、3人より体が弱いが、カプセル内で教育されていたため、それなりに知識がある。橋本蝶子を「蝶子さま」と呼び、「何でもできる神さまみたいな人だ」とテフに教えた。
- 橋本蝶子(はしもと ちょうこ)
- 1988年11月1日生まれ。クローン研究のエキスパート。
- テフ・スズ・カワズ・ハシモトのオリジナル。明の助手。
- 自らの髪の毛の細胞からクローンを作り続け、クローンを人と思わず「肉の傀儡」「物」「器」などと呼び、臓器移植の売り物にする。プライドが高い。
[編集] ZOO-Y
- ふじ
- 千秋(せんしゅう)
- つがる
- さんさ
- 陽北(ようほく)
- 紅玉(こうぎょく)
- あかね
- 北斗(ほくと)
- 王林(おうりん)
- 昂林(こうりん)
[編集] 前世
- 遠藤 友也(えんどう ともや) 現世:ゲオ
- ZIPANGU FAIL NO.05624381966
- 父:健也 母:友子 姉:也子 本籍:神奈川県横浜市南区清水丘
- 1983年4月15日、千葉県木更津市に生まれる。
- 1988年4月6日、同市立花の木谷幼稚園入園。:1989年4月7日、同市立富田小学校入学。6年生時児童会会長就任。
- 1995年4月6日、同市立富来田中学校入学。2、3年時生徒会役員就任。3年時陸上200M走県内新記録。
- 1998年4月6日、同市立市原南商業高校入学。1年よりサッカー部所属。
- リカコとは家が近所であり、ずっと想い続けていながらも、何となく幼馴染の関係のまま高校生まで至った。リカコに他の男が寄り付かないようにしていたらしい。リカコのことを「リカ」「リッカ」「リカブス」などと呼び、口ではバカにしたような態度が多いが、内心はかわいいと思っていて、言っていることと考えていることが滅茶苦茶である(好きな女の子に意地悪をするという典型的な性格)。
- サッカー部ではエースだった。受験勉強のため塾に通っているが、サボってばかりいる。
- リカコとの関係のせいで、サカウチとは仲が悪い。アキフミから父親への不信感を相談される。
- 黙示録では阿修羅の問題を答えた。
- 相川 梨香子(あいかわ りかこ) 現世:ジュリア
- 1983年6月27日生まれ。
- 幼稚園でのメンコ大会のトップ争いがトモヤとの関係の始まりとなる。トモヤと互いに好き合うが、その思いを告白しようとしたその瞬間、爆発に巻き込まれる。
- 遊園地系が好き。
- 黙示録では童女身の問題を答えた。
- 伐 明史(ばつ あきふみ)
- 1983年11月29日生まれ。
- 永史の父親。父親は元明。
- ゼロ時代は優しくおとなしい性格で、特にトモヤと仲が良かった。
- なんの仕事をしているかわからない父親に不信感をもち、書斎で拳銃とディスク(クリスタル・チップ)を発見する。そのことをトモヤに相談し、ヨコタにはディスクの解読を依頼する。
- 爆発後、生死不明とされていたが自ら顔に火傷を負い追っ手から逃げ延びる。
- 横田 元樹(よこた もとき) 現世:アギ
- 1984年3月20日生まれ。
- 川松 涼太(かわまつ りょうた) 現世:ザット
- 村山 光(むらやま ひかる) 現世:コカ
- 阪内 政司(さかうち せいじ) 現世:カイエ
- 阪内 美代子(さかうち みよこ) 現世:イザヤ
- 葉月 洋(はづき ひろ) 現世:ガラシャ
- 那々見 小都(ななみ さと) 現世:シャグナ
- 千堂 知哉(せんどう ともや) 現世:バツ
[編集] その他
- 沙保子(さほこ)
- アイドル歌手。
- 1990年代後半に「この世界が終わっても」という歌が流行。2000年にピークに売れ、その年本当に世界が終わってしまうという皮肉な事態となる。
- 英(ひで)じいさん
- スラムに住み、砂漠での栽培を試みている。目はほとんど見えず、歯も悪いため肉が食べられない。ZOOの知り合いと交流がある。ゲオたちに何かと親切に接し、廃都についても何か知っている様子。
- 沙羅 マリア(さら マリア)
- 1978年生まれ。
- エディの恋人。カイエ、イザヤの母親。
- 24歳の時、被爆のための白血病で死亡。
- カイエには、父親はZOOに入る前の2000年に知り合った、つまりエディであると聞かせていた。
- Juwel von Schwarzenberg(ユヴェール・フォン・シュバルツェンベルク)
- 1983年生まれ。
- バツの母親。フレッドの姉。父親はドイツの将校。
- バツが元明にさらわれたのち家を出、アキフミの手で戻されたバツと共に元明から逃れるためドイツ中を転々とする。
- 光(あきら)
- カイエとバツの子ども。
- カイエが死んだ時はまだ胎児だったが、エディが母体の生体機能を維持させたことによって命を救われる。カイエが「ゲオの子どもだ」とエディに伝えたため、ゲオの元へ預けられる。
- その外見や性格はバツそのものである。