さいかい交通
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さいかい交通は、西海市内(一部長崎市内を含む)に路線を持つバス会社。2003年10月1日に長崎自動車(長崎バス)の子会社として発足した。
目次 |
[編集] 歴史
- 1956年11月 長崎バス瀬戸営業所開設
- 1957年2月 長崎バス崎戸営業所開設
- 1960年5月 池島でのバス路線の運行を開始
- 1960年10月 崎戸営業所を大島に移転、大島営業所となる
- 1960年5月 大島営業所を瀬戸営業所に統合
- 1974年2月 瀬戸営業所を現在地に移転
- 1981年6月 松島でのバス路線の運行を開始
- 1987年10月1日 長崎バスの分離子会社大崎自動車発足
- 2003年10月1日 さいかい交通発足
- 2004年10月1日 さいかい交通が大崎自動車を吸収合併
[編集] 路線
西海市の西彼杵半島部分(旧長崎バスエリア)と大島・崎戸島部分(旧大崎バスエリア)の2つに区分され、両地区で独立したダイヤが組まれているが、両エリアをつなぐ形で樫の浦-板の浦-太田和-馬込桟橋間に1日3往復の直通便も設定されている。
旧長崎バス担当の運行区間(西海市大瀬戸町・西海町)は以下の通り。
- 長崎新地ターミナル-桜の里ターミナル-瀬戸板の浦線
- 瀬戸-大田和-横瀬-大串線
- 大串-横瀬-大田和-瀬戸線
- 瀬戸-下山-大串線
- 大串-下山-瀬戸線
- 瀬川木場線(休日運休)
- 松島線(※)
- 池島線(長崎市コミュニティバス※)
- 大島大橋線(太田和港-馬込桟橋)
その他、瀬戸-下山-大串線(大串-下山-瀬戸線)の白藤橋から枝分かれして幸物へ向かう1日1往復(休日運休)の支線がある。
なお、この地域のバスは一部を除き、土曜・休日の運転本数が極端に少なくなる。
旧大崎バス担当の運行区間(西海市大島町・崎戸町内線)は以下の通り。
- 馬込桟橋-黒瀬農協
- 馬込桟橋-徳万-中戸-蛎の浦桟橋-崎戸本郷-ホテル咲き都
- 馬込桟橋-(西大島経由)中戸
その他、蛎の浦桟橋から浅間町へ入る路線・崎戸島内の福浦橋から分岐して東山へ向かう支線もある。
なお旧大崎バスエリアでは、大崎自動車がさいかい交通に吸収合併されるまでは、長崎スマートカードは利用できなかった。
※:離島路線の松島線・池島線では長崎スマートカードは利用できないので注意。
[編集] 使用車両
- 使用車両は長崎バス瀬戸営業所で使用していた車両と大崎自動車で使用していた車両を引き継いでいるが、さいかい交通発足後に長崎バスから転籍した車両も存在する。
なお、大崎自動車の車両も全車長崎バスからの転属車両なので、さいかい交通独自の仕様の車両は存在しない。 - いすゞの在籍比率が高い長崎バスグループにあっては珍しく、いすゞと日野がほぼ半々の割合で在籍している。
- 沿線に狭隘区間がある松島線では中型車が使用されている。
- カラーリングは全車長崎バスと同じだが、社名は「さいかい交通」とだけ記載されており、長崎バスのように社名のローマ字表記はない。
[編集] コミュニティバス
長崎市が運行する長崎市コミュニティバスの外海線、池島線を担当している。ハイエースを使用。
[編集] 関連項目
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