長崎スマートカード
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長崎スマートカード（ながさきスマートカード）は、2002年1月21日に運用が開始されたバスプリペイドカード方式の回数乗車券である。発行枚数は2005年12月の時点で約32万枚である。
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[編集] 概要
長崎県営バス（空港線、佐世保線を除く高速バス）、長崎バス、さいかい交通（離島路線の池島線・松島線は除く）、佐世保市営バス、西肥バス、島鉄バスの6社と、長崎市コミュニティバス（一部路線に限る）で利用できる。導入の際長崎県バス協会、九州バス協会、全国バス協会が補助金を出している。現在発売額は3,000円（デポジットは無い）。
スマートカードが登場する前から上記6社で共通に使用できる回数券はあったが、コスト削減や不正防止のために導入された。このカードには、FeliCa（フェリカ）の技術が導入されている。カードへの入金（積み増し）はバス車内または最寄営業所で行う。また、窓口以外の店舗などでも積み増しの出来る場所が複数個所存在する。なお5社ともカードリーダーは小田原機器製である。
2006年2月1日からは、小児・障害者向けに「半額割引カード」の交付も開始した。尚、既存のカードも申し出れば半額割引カードに変更可能である（小学生以下及び障害者を証明する書類が必要）。
[編集] 装着・利用状況
2002年1月21日に長崎市内で出発式を行うとともに一部路線での運用を開始した。電波を扱う技術ということで初期は車両ごとに免許の発行が必要であったことや、予算などの関係から一度に全路線へ導入を行うことは不可能であったが3年の月日をかけ2005年3月までに各社とも全車両への導入を完了させ（これに伴い4月以降、回数券の利用はできなくなった）、完全にキャッシュレスでの乗車が可能とした。実際、利用者の反応は上々のようで「小銭を取り出す手間が無い」、「利用額の10％を積み増し時に加算してくれるのもお得」など好意的な意見が多い。2004年3月より定期券にもスマートカードが利用されだしており、利用は加速する一方である。有効期間は最終利用日より10年で、10年が経過するとカードは失効する。
なお2007年より順次、長崎電気軌道の路面電車でも導入する予定。
[編集] モバイル長崎スマートカード
2005年12月12日からはおサイフケータイに対応したモバイル長崎スマートカードのサービスを開始した。ただし2007年04月現在で利用可能なのはNTTドコモのiモードFeliCa対応機種のみで、auとソフトバンクモバイルのおサイフケータイには非対応。 また、島鉄バスではモバイル長崎スマートカードの使用は出来ない。
[編集] カードの特徴
- 発売額は3,000円。
- 1,000円単位で金額を積み増し可能。
- 積み増しの際、金額の10％の金額が上乗せされる。
- 積み増しの際、前回積み増しした時点から今回積み増しした時点までの利用額に応じて10円単位での金額が上乗せされる。
- 同一事業者間で30分以内に同一停留所から乗り継ぎを行うと乗り継ぎ後の運賃が割引させる（1日2回まで。また、長崎バスとさいかい交通は同一事業者扱いとなる）
- 残高は各社窓口やドアが閉まっているときのバス社内で利用可能（ただし、確認する人はそれほど多くないようである）
- 窓口にて利用履歴を確認できる（ただし、履歴情報はカードでなくデータベースに保存されているため最新の利用履歴は反映されないことがある）
[編集] 外部リンク
- 長崎県営バス>長崎スマートカード
- 長崎バス>長崎スマートカード
- 島鉄バス>長崎スマートカード
- 西肥バス>スマートカード情報
- ITmediaビジネスモバイル>「モバイル長崎スマートカード」がサービススタート
- ITmediaビジネスモバイル>おサイフケータイで長崎のバスに乗ってみた
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